最近、5月の母の日などで人気のミニバラ「リトルアーチスト」
お店によっては「リトルアーチスト」だったり「リトルアーティスト」だったり。英語でArtistはカナ表記だとアーティストが主ですが、このバラの場合はリトルアーチストの方が主の様子。
母の日の頃によく見かけるリトルアーチストで人気なのは、右の写真のようなスタンダード仕立てや、リースのような輪になったリング仕立てやブリッジ仕立てのもの。
先日も、ある通販会社のカタログに掲載されていましたが、15cmポットで高さが40cm、価格は2980円。
いいなぁ~
...と思いながら、でも高さがもう少しあったらと、少し欲張りな希望も。
リトルアーチストは、前々から欲しい品種のひとつだったのですが、置き場所の問題からも、今一歩購入に踏み切れずに、カタログを気にしながら見ていたもの。
ところでこのリトルアーチスト。
「つるリトルアーチスト」は、「リトルアーチスト」の枝変わりという事で、同じネットショップでも「木立性」と「ツル性」でそれぞれ販売されていますが、つるリトルアーチストはリトルアーチストの枝変わりとかではなくて、同じものですよね?
日本の流通事情って事でしょうか。
バラに限らず、バラ科の植物は、台木によって上物の生長が異なる事が多々あって、香りが強くなったり(カニナ台)、病気に強くなったり(ムルチ台)、伸長力を高めたり(オドラータ台)と、個体差はあるでしょうけど...。
同じバラ科のモモなどは、スモモ台やおはつ桃台、野生桃台、最近では払子台などがあり、苗木に使われている台木の品種もその苗木の商品情報となっていますが、バラは使われている台木品種の商品情報は不明確ですよね...。
商品価格の平均値はバラの方がやや上なのに。
【関連リンク】
・
バラ栽培における接ぎ挿し苗の利用 (神奈川県農業技術センター)
・
[PDF]台木の違いによるバラの生産性・切り花品質の違い
リトル アーチスト
品種名 つるリトルアーチスト Little Artist,Climbing
系 統 ClMin クライミングミニチュア
作出年 1982年
作出国 ニュージーランド
作出者 Sam.IV McGredy
花 色 赤地に白の糸覆輪
花 径 小輪、4cm~5cm
花 形 平咲き、半剣弁半八重咲き
花弁数 12~15枚
芳香性 微香~中香
開花性 四季咲き(繰り返し咲き)
樹 形 ポリアンサ系つる性(横張り性)
伸 長 0.5m~2m
樹 勢 強い
花 持 やや悪い
耐病性 黒点病に弱い
耐暑性 強い
耐寒性 強い
ト ゲ 普通~多い
交配親 Eyepaint×Ko's Yellow、(Little Artistの枝変わり)
別 名 Top Gear、Climbing
用 途 花壇、オベリスク、アーチ、フェンス、パーコラ、リング仕立て、スタンダード仕立て