原爆の子の像を知っていますか?
今日、私が読んだ絵本はその像のモデルの禎子さんのことを描いた絵本です。
中国のシンデレラ物語の絵本を読んでイラストレーターのEd Youngの名前で検索していてであった絵本です。
★SADAKO / Eleanor Coerr Illastrated by Ed Young
1954年(昭和29年)、戦争がおわって10年。
禎子は広島に住んでいます。彼女は原爆の落ちた時の光を覚えていると言います。
まだほんの赤ちゃんだったのに。「でも、覚えているのよ。」というのです。
禎子は走るのが速くて、クラスのリレーの練習をしていました。
運動会で禎子のクラスがリレーで勝ったその日、ひどい眩暈に襲われます。
入院した貞子は回復を願って毎日千羽鶴を折るのです。
これは絵本ですが、児童書もあります。この本も読んでみたいと思います。
禎子さんのことを知りたいかたはここに書いてあります。
こどもさんにも読めるように読み仮名がうってあります。
私の主人の母は東京大空襲で父(主人のおじいさん)をなくしています。
母も火の中をやっとの思いで小学校のプールに入って難を逃れたのです。
家を焼かれ3人の子どもをかかえたおばあさんはどんなに苦労したでしょう。
(おばあちゃんはまだ健在なんですよ。)
母には妹がいてその時まだ1歳にもならなかった。
写真だって焼かれてしまって、おとうさんの顔も覚えていません。
抱かれた記憶もないでしょう。
母はボランティアで戦争の体験を小学校で話しています。
この絵本の最後にこう書かれていました。
This is our cry,
this is our prayer:
Peace in the world.
世界平和への祈りは主人の母や叔母の心からの祈りです。