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カテゴリ:韓国映画【サ・タ】
キム・テヒの顔だけ観ていればいい、という向きには堪能できるでしょうが、
ただでさえわけの分からんファンタジーの世界が、 わけの分からないまま終わりを迎えるという、非常に後悔の残る作品です。 ----- 監督 : チョ・ドンオ 出演 : チョン・ウソン、キム・テヒ、ホ・ジュノ、ソ・イヒョン、その他 ----- 「中天」とは死者が修行を積むような場所。 天国と現世の間に位置する空間である。 生きたまま中天に吸い込まれたイグァク(チョン・ウソン)は そこで死んだ恋人そっくりの天女ソファ(キム・テヒ)に出会う。 ファンタジーとはいえ、 天女が日本の着物の帯を思わせるような衣装だったりするのは 時代劇っぽさを感じます。 こういうものだと言われれば、納得するしかないですから いちいち突っ込んでもしょうがないけど。 例えば、記憶が残るのか残らないのか、なぜイグァクだけが吸い込まれたのか、 他に人間はいないのか、最後はなぜああなのか。さっぱり分からない。 そもそも一度決めた設定は貫いてくれなくちゃ。 そりゃ、昔(『銀杏のベット』とか)に比べたら考えられないほどのCGの進化で、 それなりに迫力ある美しい映像世界を作り出せてはいます。 が、結局この映画のウリはそれ(とキム・テヒの顔)だけなんですよ。 ワイヤーに何時間もつられたとか、中国で何ヶ月にも渡って撮影したとか そういう苦労話以前に、まずいかに人間が描かれているか。 チョン・ウソン一人ではカバーしきれない問題っす。 【VCD】 『中天』VCD 英語字幕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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