その11さて、次にご紹介するこのアルバム。マックス・ローチのアルバム、全編ワルツ・タイムという ちょっと変わったアルバムです。 ジャケのローチの笑顔と、ストライプのシャツも素敵です。 JAZZ IN 3/4 TIME / MAX ROACH(EmArcy) 1 BLUES WALTZ 2 VALSE HOT 3 I’LL TAKE ROMANCE 4 LITTLE FORKS 5 LOVER(STREO VERSION) 6 LOVER(MONORAL VERSION) 7 THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD MAX ROACH(DS) SONNY ROLLINS(TS) KENNY DORHAM(TP) BILL WALLES(P 1~6) RAY BRYANT(P 7) GEORGE MORROW(B) 1&3 1957.3.18 2&4 1957.3.20 5&6 1957.3.21 7 1956.9.19 全編ワルツ、ということでゆったりした印象のアルバムです。 ゆっくり自然に、カラダが横揺れするような・・・。 BLUES WALTZ と、LITTLE FORKSはローチのオリジナル。 VALSE HOT はロリンズのオリジナル。 残りはスタンダードですが、 VALSE HOT と THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD は ロリンズのアルバムでもおなじみのナンバーですね。 聴き比べも楽しめますが、そのアルバムを聴いているときは、 聴いている方のヴァージョンの方がお気に入りのように思えます。 I’LL TAKE ROMANCE での、ドーハムのトランペット、 ロマンティックを感じさせ、好きです。 それに続くロリンズのテナーの音色も 優しさと暖かさに満ちあふれています。 BLUES WALTZ と LITTLE FORKSは ローチはこんなに素敵なナンバーを書けるんだ・・・と 思わずにはいられない一品。 特に BLUES ~の方は これから何が起こるのか、聴いた瞬間からワクワクしてしまいます。 LOVER はステレオとモノラルの2ヴァージョンです。 これは、比較的テンポの速い演奏です。 両ヴァージョンは、異なる演奏だといわれていたようですが、 実は同じ演奏だそうです。 ビル・ウォレスのピアノの音がユニーク。 コロコロ転がるようなところと、同じフレーズをオクターブ離れて弾いているところ 印象的です。 THE MOST~ でのロリンズのソロの素敵なこと! ゆったりした中に、力強さも感じられます。 Tenor Madness での演奏も捨てがたいものがありますが、こちらもいいです。 ドーハムのトランペットの音色も、柔らかです。 このアルバムを聴くシチュエーションとしては、 休日の朝、ワルツでまったりというのもまたいい感じです。 「その12」へ♪ トップへ♪ ジャンル別一覧
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