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3度の飯より音楽好き♪

3度の飯より音楽好き♪

その37



Nucleus / Sonny Rollins

1 Lucille
2 Gwaligo
3 Are You Ready?
4 Azalea
5 Newkleus
6 Cosmet
7 My Reverie

1,2,3,6
Sonny Rollins(ts)
Roul De Sonza(tb)4,7
Bennie Moupin(reeds)
David Amaro(g)
Black Bird(g) 7
Bob Cranshaw(elb)
Roy McCurdy(ds)
Mtume(conga,per)

4,5,7
Sonny Rollins(ts)
Roul De Sonza(tb)
Bennie Moupin(reeds)
David Amaro(g)
Black Bird(g)
George Duke(kbds) 1,3,6
Chuck Rainey(eb)
Eddie Moore(ds)
Mtume(conga,per)

1975.9.2-5 California Berkeley Fantasy Studio

全7曲中5曲が、このアルバムのために書き下ろされた
ロリンズのオリジナル曲ですが、
全体的にややカタくて、ダーティーな音だなぁ・・・と感じました。
これは当時のフュージョン路線のためでしょうか。
ジャズのアルバムとして聴くとちょっと違和感があるかもしれません。

私のお気に入りは1曲目の Lucille(ルシール) 
これは、ロリンズの奥様のお名前ですね。
どことなく、おおらかでほのぼのした感じの曲で
ロリンズの、奥様への愛情をかいま見れるような?^^

トロンボーンとの絡みが印象的なのは Gwaligo
ダーティーなトーンでロリンズが吹きまくります。

Are You Ready? は、ちょっとほのぼのした雰囲気が漂っています。
ブギウギ調のテンポが楽しく、
カラダがひとりでにスウィングしたくなるような。
大らかな、ロリンズらしいナンバーです。
トロンボーンとのハモリがちょっと不協和音っぽくてユニークです。
ギターのソロを取っているのは、ブラック・バードです。
(この名前もなんだかユニークですね。)

さて、Azarea この曲ではベニー・モウピンもテナーを吹いています。
ロリンズとの絡みもよく、70年代 Tenor Madness とでも呼ぶべきでしょうか?
とても印象的なナンバーです。

Newkleus はおなじみのロリンズのニックネーム
Newks をもじった Mutume の作です。
吹雪のような音から始まる、ややファンキーで「エレクトリック色」の強いナンバー。
そして、ギターの音色が印象的です。
まぁ悪くはないんですけど、
これはロリンズの演奏とは判別できないかもしれません。
フェイドアウトで終わるのもなんとなくこの年代風かも。

Cosmet はロリンズのカデンツァから始まり、
吹きまくりのロリンズとトロンボーン、そしてソプラノに似た
ベニー・モウピンのサクセラのソロが印象的です。

ラストナンバーはこのアルバム唯一のバラード、
My Reverie です。
50~60年代の音色に慣れ親しんできた身としては
バラードナンバーがあると心安らぎますね。^^

繰り返し聴いてみると、バラエティーに富んだナンバーが並んでいて
なかなか、ユニークなアルバムでした。
ドライブのお供にもいいかもしれません。



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