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3度の飯より音楽好き♪

3度の飯より音楽好き♪

その39


Easy Living(1977)

1 Isn't She Lovely
2 Down The Line
3 My One And Only Love
4 Arroz Con Pollo
5 Easy Living
6 Hear What I'm Saying

Sonny Rollins(ts&ss)
Charles Icarus Johnson(g 5除く)
George Duke(key)
Paul Jackson(eb 2~6) Byron Miller(eb 1)
Tony Williams(ds)
Bill Summers(conga 1)

1977.8.3-6

70年代の個人的ベストです。
なんといってもこのアルバムでは Isn't She Lovely  が好きです。
スティービー・ワンダーのオリジナルで、
娘が誕生した時の喜びを歌ったものですが、ロリンズが朗々と吹く様は、命の喜びを感じます。
時折聞こえるかすれた音も、ご愛嬌ということで。

スタンダードとオリジナルが交互に並ぶ構成もなかなかおつなもの。

2曲目の Down The Line ではドラムスと、ピアノがなかなか印象的な曲。
解説によると、テーマ部で2本のテナーを使っているとのことで、こちらの音色もなんとも、不思議な印象。

ここから2曲は、ソプラノでの演奏です。

My One And Only Love スタンダードの名曲ですね。
前の曲とはうって変わって、ゆったりしたテンポ。
なんとも繊細な感じのする、そして歌心を感じずにはいられない演奏です。

Arroz Con Pollo は、トニー・ウイリアムスのドラムスがすごく気持ちいいです。
ロリンズはソプラノを使っておりますが、演奏する曲によってこんなに印象が違うものかと思います。
どちらかといえば、スローな曲の方が合っているような気がします。

さて、アルバムタイトルでもある Easy Living は
ロリンズのカデンツァから始まります。
(う~ん、やはりテナーの音色を聴くと安心しますね。)
音が50~60年代のものと比べて固めな感じですが、
この曲を暖かみのある音色で聴いたらまた違う印象なんだろうなぁ・・・。

さてラストは Hear What I'm Saying これまたロリンズの持ち味を生かしたオリジナルで、疾走感溢れるナンバー。
ギターソロがなかなかインパクト大です。

スローあり、アップテンポあり、大らかなものあり、繊細なものあり。
ロリンズの魅力が凝縮されている1枚です。





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