楽天版じぶん更新日記

埼玉の特別養護老人ホームで10月8日、「就寝中の認知症の女性（８８）が施設内に住み着いていた猫に右足の指すべてを食いちぎられていたことが８日、わかった。｣（MSNほか）というニュースが流されました。猫が犯人であるとの唯一の目撃情報は、「傷口にかじられた跡があり、床などに猫の足跡があった。｣ということと「職員が中庭に住む猫の口の周りが赤く染まっているのを目撃していた。｣ということだけのようですが、このことから猫が犯人と断定するには飛躍があるように思います。例えば、指はネズミにかじられ、そのネズミを猫が捕まえたという解釈も成り立つのではないでしょうか。
このことに関してはMana's　blogというサイトに詳しい解説があります（
こちらに印刷用レポートあり）。
仮に真犯人が猫であると断定されたとしても、そのお年寄りの介護の在り方、中庭に「住む｣猫の扱い方、事件後の報道のしかたなどで、いろいろ問題が残りそうです。
何はともあれ猫は殺処分されないで済む、ということでこれは良かったと思っています。もしこの程度の事実関係だけで有罪を決めてしまうのでは
動物愛護の精神に反します。英国だったらそんなことは許されないでしょう。