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カテゴリ:美味しいもの
6月30日、7月1日に長野で「水輪」というリトリート施設に行ってきたのだが、その話はまた後日。
まだ続く富良野話でございます。 富良野アットホームな宿『歩風里ポプリ』 というペンションを楽天で見つけた。 女性一人旅でもさびしくないようにしてくれるとのことだったので予約した。 ペンションの住所と電話番号をカーナビに登録して、ナビのとおりに走ったら、 田んぼのど真ん中の、とんでもない廃墟の前に着いてしまった。 「嘘でしょ・・。」 なんか凄く怖くなって、急いで宿に電話をして場所を聞いたら全然違ってた。 オーナーによると、ナビはあてにならないので、 歩゜風里(ぽぷり)のHPに載せた地図を見て来て欲しいとのこと。 北海道は広すぎて、カーナビでは小さな民家を探し出せないのだろうか。 うーん、ミステリー。 ☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆ ペンションに着くと、 「おかえりなさーい。」と言って出迎えられた。 オーナーはまだ30代くらいの若い女性だ。 ペンションは普通の家そのまんまで、 適度にカントリー風にしているかなって感じ。 2階の6畳間に通され、窓から外を見ると青々と水田が広がっていた。 いつも生活している環境とほとんど同じだから、 お客さんとしている自分が、なんだか変な気分だった。 ☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆ 6時になって食事の合図のベルが鳴った。 居間に行くと、ごちそうがならんでいた。 今日のお客さんは私を含めて4組。 北九州からの家族連れと、大阪からの若夫婦。そして香港からのカップル。 このペンションは海外からのお客さんもよく受け入れていて、 口コミを通じての予約が多いとのこと。 「一人旅の女性と、外国人がよく来る。」とオーナーは言っていた。 ちゃぶ台が4つ並んでいて、それぞれのグループが座るようにセッティングしてある。 私の向かいにはスタッフの女性が座って相手をしてくれた。 女性は近所に住む主婦で、パートタイムで手伝いに来ているという。 普段は農業をしているとのこと。 女性:「今年の稲の植え付けは少し遅くって、五月のなかばだったのよ~。」 私:「ウチとこもですよ。農協の計画で五月のなかばでしたよー。」 なんて、富良野と富山の人間が米作りを話題にして一緒にご飯を食べた。 ☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆ 車で3分のところに温泉のスーパー銭湯があるので入りに行った。 ペンションから送迎をしてしてもらえるのだが、 私はレンタカーなので自分の好きな時間に行くことにした。 ふらのラテールは宿泊施設のある スーパー銭湯で、大人980円で入れる。 綺麗で大きくて、お湯が軽くて柔らかだった。 露天風呂で星を見ながら、ふわりとした湯に浸かっていると、 不思議な感覚にとらわれた。 「あたしはどこへでも行ける。何にでもなれる。」 という思考が突然流れ込んできて、 その次に なにか軽くて大きなオーラのようなものが流れ込んできて、 心の中で翼がバッと開いたような気持ちになった。 どうしようもなく、ほんとにどうしようもなく自分は幸せだと思って涙が出た。 ☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆ 風呂から帰ってきたあと、居間でラベンダーポプリを手作りした。 知らないもの同志が、家族みたいにちゃぶ台を囲んで、 ポプリ袋を縫ったり、乾燥ラベンダーを詰めたりしてるのは、 内職をしているようで面白い。 私が、作業の途中で 「そうだ、今日は百万人のキャンドルナイトなんだよ。」 と言ったら、 みんな「へー。」で終わって、また内職に戻っていった。 がっくり。 できあがったマイポプリ。いい香りです。 ☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆☆~~~~~~☆ ちなみにオーナーの女性は福岡出身で、 単身で富良野に来て、ひとりでペンションを経営している。 ん~これも女の生きる道やね。 何が彼女に起こったのか聞きたかったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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