テーマ:SACD(30)
カテゴリ:SACD
CDの素材を従来のポリカーボネイトより高素材と言われる物に換え、素材の透明度が増した事で音質の向上が期待できるという
SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD) この登場により 『SHM-SACDが最強なのでは?』という声が多く聞こえました そこで、今日はSACD・Hybridの素材をご紹介 日本ゼオン、という会社のページからの転載です <シクロオレフィンポリマーが、スーパーオーディオCD用材料として採用される 2003年04月21日 日本ゼオン(社長 中野克彦)は、熱可塑性高機能透明樹脂のシクロオレフィンポリマー(COP:商標名 ゼオノア、英文名 ZEONOR)がスーパーオーディオCD (Super Audio Compact Disc : SACD)の材料として初めて採用され、すでに使用されていることを発表した。 SACDはPhilipsとSONYが開発した、次世代音楽用ディスクになる可能性をもっている高品質のオーディオディスクであり、今回ゼオノアが採用されたのはSACDの中でもHybrid型と呼ばれるタイプである。Hybrid SACDは通常のCD同様に直径12cmで、厚み1.2mmサイズのディスクであるが、CDがディスク1層で構成されているのに対し、2層のディスクの貼り合せで構成されている。第1層目は従来のCD層(650Mバイト)であるが、第2層目は高密度記録層(4.7Gバイト)と呼ばれる高品質オーディオ用の層になっている。 CD 用の樹脂としてはポリカーボネートが使われているが、Hybrid SACDにおいては、COPがもつ非常に低い吸水性によりディスクの吸水による反りを防げるという優位性があるほか、COP自体がもつ低複屈折や光線透過率などの光学特性がSACDに適していることから、現存する樹脂の中ではゼオノアがHybrid SACD量産用に最も適している樹脂の一つとして考えられている。すでにヨーロッパ、米国、香港においてゼオノアを使用したHybrid SACDの量産が開始されている。 Hybrid SACDは一般のCDプレーヤーでも再生可能であると同時に、SACDプレーヤーを使うと高品質サラウンド・サウンドを楽しむことが可能である。なお、 SACD用には現在40以上のプレーヤーが異なるメーカーより上市されており、その多くがDVDプレーヤーを組み込んだマルチプレーヤーである。また、現在問題になっている非合法な音楽コピーに対して、SACDではコピー防止機能を有していることがもう一つの特徴である。これらの特徴から、SACDが音楽ディスク用に欧米を起点としてグローバルに成長していくことが予想されており、これに伴ってゼオノアの使用量も増大することが期待される。 補足説明 COP 当社は、ナフサからエチレン、プロピレンを製造する際に副生されるC5留分の総合利用を推進しており、COPはC5留分を抽出分離して製造するジシクロペンタジエン(DCPD)が原料。当社が1990年に世界に先駆けて独自に開発、上市したCOPの高級グレードである「ゼオネックス」は、透明性樹脂の中でも吸水性が極めて低く、加熱溶融時に流れやすいため精密成型性が良く、また競合の透明樹脂であるPCやPMMAに比べて比重が小さいなどの特性を持つ。さらに本樹脂は高透明性や低複屈折性などの優れた光学特性を有しており、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラ・コンパクトカメラのレンズ・プリズム、OA機器のピックアップレンズなど光学用途で主に使用されている。また当社は98年に、高透明性を維持し、耐衝撃性と耐熱性を改良したCOPの汎用グレードである「ゼオノア」を上市した。LCD用導光板、光学フィルム、自動車ヘッドランプのエクステンション、食器や哺乳瓶などの食品用容器、医薬品分野の容器や包装材などに幅広く採用されている/ つまり SACDHybrid盤はすでにSHMだった!!・・しかも2003年から という事です。もちろんビクターとユニバーサルのSHM-CDとは規格は違いますが 『高素材ディスク』であることは確かです VIVA!Super Audio CD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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