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地震の早くも翌日、我が家を建ててくれた 大工の棟梁が、見舞いとチェックに回って来られました。 ちょうど、後を継ぎだしている、息子さんを引き連れて。
「御蔭さんで、丈夫に作ってもらったから、全然何ともないよ。 これから、忙しくなるね。 ※※さんの力が、古川どころか、日本で求められてるんだから、 頑張ってね。」 と感謝しながら送り出しました。
道路には、いたるところに段差ができ、 穴ぼこが空いています。 そこにはまって、動けない車もあります。
でも、どんな小さな陥没や段差にも、注意のマークがついています。 これも、すばやく仕事をしてくれた人々がいるわけです。
ガス屋さんが、ワンコに吠えられながら、説明に歩っています。
先に書いたコロッケ屋さんも、電気が通じなくて、暗い中で 懸命にコロッケを作ってくれています。
食料品店のばあちゃんは、店を閉めませんでした。
被災地支援に、何をしたらいいだろう、という話をよく聞きます。 ありがたい話です。 でも、本当にありがたいのは、 サッカー選手に、介護をしてもらったり、捜索活動をしてもらうことではないのです。 サッカー選手は、ゴールを決めてくれることが、最大の貢献です。 野球選手は、ホームラン。奪三振。
私たちの仕事は、生活の糧であり、儲けの手段ではありますが、 同時に、社会的な使命がなければ、そもそも存在しえません。 モチはモチ屋の仕事が、最も貢献度が高いはずです。
誰ひとり、どんな仕事も、めぐりめぐって関連しています。 それが、日本社会の底力となり、 その底力こそが、最も熱く被災地を応援するのです。 パートの仕事もとっても大事です。 パートの皆さんが、日本を支えているのです。 目立たない裏方の仕事はいっぱいあります。 そのひとつひとつが、尊い献金であり、ボランティアです。
私はその意味で、通勤電車の制限は、大反対です。 被災地を応援するなら、自分の仕事を、もっともっと、頑張ってほしい。 その仕事の原点に帰って、その仕事の使命を再確認して欲しい。
たとえ、荷物の配送のその仕事が、九州向けのものだったとしても、 それを、立派に果たすことが、どれだけ日本のためになっているのか 眉つばでなく、大げさでなく、実際、大貢献なのだ!! それこそ、千円の募金の何倍もの貢献度であり、愛であると思う。
仕事に使命感を結びつけるのは、日本の最高の文化だと思います。 世界に誇れる精神風土だと思います。 どうか、それぞれの立場で、最高の仕事をしてください。
私は、被災された方々は、地域を捨てたり、仕事をやめたりすることは、 予想外に少なくなるのではないか、と思っています。 「疎開」をすすめる全国の皆さまの温かいお申し出は、ありがたいのですが、 あの方々は、それでも、海に立ち向かっていくと、私は肌で感じました。
その上で、早く避難所に、食糧、毛布を届けてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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