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発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

傷つきにくい自分になろう!

発達障害児を育てている私たちは、責められることが多いですよね。

「どんなしつけ方してるの?」
(えー、たしかに甘かったかも・・・、もっともっと厳しくしなきゃいけないの?)

「親の顔が見てみたい」
(・・・この顔です・・・トホホ)

「愛情不足なんじゃないの?」
(愛情十分です、なんて答えられるお母さんっているのかしら??)

「人見知りをまったくしないのは、お母さんとの愛着関係がついていないからじゃないの?」
(今思えば、なんて失礼な!って怒ればよかった・・・あんなに小さくなって・・・)

「4歳になっても友達を噛み、乱暴で落ち着かないのは、親子関係や家庭環境になにか問題があるのではないか?」
担任からの非難の目をひしひしと感じる日々。非難されればされるほど、心を硬くしてしまう自分。・・・あー、訂正しようにもそのエネルギーすらなくなってしまう。

本屋に行けば、『親が変われば子供も変わる』というキャッチコピー
まるで追い討ちをかけて、自分を責めているように感じる。

「私のしつけが甘いからこうなったのだ。夫婦仲が悪いからこうなるのだ。私が忙しくしているからこうなるのだ。」心の中ではいつもいつも自分の問題点を探し、自分を変えれば子どもが変わるのではないかと努力し、際限なく自分を責めてしまう。

どうしてこんなに人の心が心に刺さってしまうんだろうか?

自分で自分を責めているからこそ、
外から責められるのに耐えられなかったのではないでしょうか?


発達障害児を持つ親は、総じて被害的・・・と言われることがあります。
ムッとする言葉かもしれませんが、半分は当たっています。

責められることが多いから、どうしても「心の殻」を固くして、防衛的で被害的になりがちなのです。



であれば、自分の傷つきやすい心を変えてみよう!!

「傷つきにくい自分になろう!!」

被害妄想になってしまう心を客観的にみてみる努力をしてみよう。

相手は、悪意を持っていたのか?対応方法が、分からなかっただけなのではないか?分からなくて疲れていただけなのではないだろうか?

自分を変える必要があるとしたら、客観的に見る目を養って、傷つきにくい自分になろうとすること。

自分の心の態度で、変えるべき部分と変えられない部分とを見分ける目を養うこと・・・ではないかな。

相手の心は変えられないものね・・・。


Akiko







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