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2012-05-28 10時に藤枝を出発。往路と同じように、浜松で下りて食事。今回は鰻にしようかどうしようか。新幹線の乗り継ぎまで40分。またまた浜松餃子。駅ビルメイワン7Fにある「五味八珍」で、餃子とつけ麺のセットを頼んだ。あとで考えると、餃子だけでよかったかな。同じくチェーン展開する「驛麺通り」の餃子と食べ比べするのも面白かったと思う。 なんなら帰宅後も、どこかで餃子……って、どこまで餃子好きやねんっちゅう話。そういえば、高校時代、学校の帰りに阿倍野で10人前、平らげたなあ……。
2012-05-27 地元の名医、岡先生に招かれて、お昼は藤枝郊外にあるイタリアンレストラン「カクタスハウス」へ。すてきなガーデンテラス、オレンジ色の瓦屋根、アンティークな暖炉。すごくステキな場所だ。シェフの山本さんに、ここで落語会をやってみないかというお話もいただき、実現すれば、さぞや面白い企画となりそうだ。 さて、酒豪のふたりは、11時過ぎからドリンクタイム。わたしは、昨日の「磯自慢」一升分が、まだ体内に残っているというのに。前菜の盛り合わせで、まずはスプマンテ「ピノシャルドネ」をハーフで。次に、白ワイン「プント・オット」をボトルで。コースとは別に、「トリッパのトマト煮」を頼んでもらった。となると、今度は赤ワイン「ニーノネグリ」。パスタは、スパゲティ「アマトリチャーナ」。セコンドは、先生おすすめのハンガリーの国宝「マンガリッツァ豚」のソテー。これは素晴らしい味わいだ。ラム肉のように思うが臭みはなく、ナイフでカットすると牛肉A5ランクに近い霜降り。味わいは、これまた身が詰まりジューシー。サーロインとフィレを同時にいただいているような錯覚に陥る。ううん、驚いた。当然、赤をもう一本。最後は、デザートのケーキとジェラートだが、まだ赤を飲み続けている。結局、ふたりで昼間から、ボトルを4本空けた。時計は14時。あと数時間後には高座に上がらなければならない。 一旦、ホテルに戻って休息。16時半、まだワインの酔い覚めやらず、フワフワと無重力に近いカラダで、「かわかつ」に入った。今夜は岡グループの貸切公演。 第11回「かわかつ八天寄席」(17時半開演) 『初天神』 月亭 天使 『鴻池の犬』 月亭 八天 仲入り 『茶屋迎い』 月亭 八天 今回はあっさりと三々五々解散。岡先生も早々に引き揚げられた。わたしも、22時にはホテルの部屋へ。かつて、こんなに早く切り上げたことはなかった。次回「かわかつ八天寄席」は、11月中頃を予定している。
2012-05-26 今日から2日間、藤枝公演。新大阪11時40分発ひかりに乗り、浜松で途中下車。昨日、下調べしておいた浜松餃子の店「むつぎく」を訪れた。店の前には20人くらいの行列ができている。東海道線との乗り継ぎ時間が1時間少々。間に合うだろうか。 同じ浜松の助信町に「むつ菊」がある。先代が創業者で、二代目は親族で分裂。京都、大阪の「王将」とよく似ている。 さて、こちらは、ひらがなだけの「むつぎく」。15分後、ようやくカウンター席に案内された。ランチのセットメニューもあるが、わたしはやはり「餃子一筋50年」。思いきって、20個入りの特大を注文した。待つこと10分。カリカリの餃子が目の前に登場。ううう、喉が鳴る。餃子と言えば、もちろん瓶ビールは必須アイテム。一口頬張ると、口の中が「アツッアツッアツッアツッ」と高石太状態(古い)。思わずビールを流し込んだ。でも、けっこうアッサリしている。中華の餃子というより、まるでお好み焼きを餃子の皮で巻いたような感覚。具はキャベツが主で、ヘルシー感覚。これなら20個はペロッといけそうだ。フライパンで焼くため、大輪の花が咲いたよう。中央には茹でもやし。なるほど、これが浜松餃子か。今度、もうひとつの「むつ菊」も体験してみたい。 15時半、「蕎麦酒かわかつ」に到着。舞台の支度を済ませると、一旦ホテルへ。さて、初日本番は17時半から。 第11回「かわかつ八天寄席」(17時半) 『初天神』 月亭 天使 『鴻池の犬』 月亭 八天 仲入り 『茶屋迎い』 月亭 八天 終演後の食事会は、いつもの顔ぶれに、新しく参加された方も数名いらっしゃって、新旧ともに愉快な時間を過した。今回もマスターが腕によりをかけた料理の数々、銘酒の品々。このイベントは、かわかつの料理とわたしの落語のコラボレーションなのである。どちらが通人を唸らせるか。 二次会は、大井川茶園の雪嶋氏をはじめ、有志数名と、北島三郎さんの元弟子が経営する「北都」へ。続いて三次会は、新装し、昭和から平成に生まれ変わった「FUYOU」でカラオケ大会。 宴は、大いに盛り上がり、午前1時過ぎまで続いた。
2012-05-25 ハナノベのネタおろし作『茶碗屋娘』がようやく届いた。かなりの量。あと2週間で覚えられるだろうか。その前に、小説を大幅にエディットしなければならない。またまた、時間との闘いだ。
2012-05-24 14時、杉本町にある梅団治兄のおうちへ。『宇治の柴舟』のお稽古をお願いした。今日は前半のみ。続きは来月に。 15時、先輩に暇を告げ、ご伝授いただいたネタを繰りながら、北へ歩いていく。長居公園のベンチに腰を下ろし一服。30分ほど休息して、あびこ筋をまた北へ歩き出す。北田辺、昭和町、文の里……。眞ちゃん豆腐にちょこっと顔を出したあと、先日たどったコースと同じように河堀口駅前から商店街を抜け、またまた「やぐら」へ。時計は17時15分。1時間半、軽く飲ると、再び歩いて、今度は寺田町から勝山、烏ヶ辻。19時過ぎ、友人の店「レストランバー 桃屋」にたどり着いた。杉本町から桃谷まで歩いた総距離は9.4キロ。Mapionのキョリ測で調べると、消費カロリーは675キロカロリー、生中3.4杯分。 今夜はここで、三代目三木助師の弟子であり、その後、米朝師のもとで修行したという方とお会いする。桂木久丸さん。この店の常連であるお医者さんのお父さんであった。寺田町で長らく食堂をやられていたが、いまは店もたたみ、息子さんと同居。聞けば、「やぐら」にもたまに行かれるとか。グラスを傾けながら、昔の話をいろいろとお聞きした。 そのうちに中学時代の友人も集まってきて、楽しい時間を過ごしているうちに、いつのまにか時計は零時を回っていた。環状線で天満へ移動し、元太閤の「粉もん貴族」をのぞく。豚玉でもう一杯。これで今日は〆……のつもりが、帰宅後もラーメン。一日歩いた分のカロリーが取り戻せたか? いや、完全にオーバーしている。
2012-05-23 9時、ホテルの大浴場へ。久しぶりにサウナへ入ってみた。露天風呂が気持ちいい。ひとり用の壺風呂に浸かり天を仰ぐ。いい天気だ。 レストランで朝昼兼用の食事を摂ったあと、出発の準備。10時55分のサンダーバードで大阪へ引き返す。途中、福井手前で列車が停まった。アナウンスによると、「この先の架線にビニールが引っかかったため、ただいま撤去作業をしております。取り除き次第、すぐに発車いたします」とのこと。ビニールってなんだ。スーパーのビニール袋かゴミ袋か。「すぐに」と言っていたが、もう5分が経過した。車掌が再びアナウンス。「架線に風船が引っかかっているため、ただいま撤去しています」。なるほど、近所の子どもが放った風船が飛んできたのか。 ……10分経過。どれだけ大きな風船なのか。連凧のように連なった風船が絡まったのか。それとも周辺に阪神タイガースファンがたくさん住んでいて、ラッキー7のジェット風船を撒き散らしたのか。 ……15分経過。たぶん電気の熱でビニールが溶けて、付着しているのかも知れない。結局、18分の遅れで列車は動き出した。風船の大きさも形状も状況もわからないまま。京都で乗り継ぎの連絡ができなくなってしまった乗客は、ただただ風船のように膨れていた。
2012-05-22 8時42分のサンダーバードで一路、金沢へ向かう。大阪駅ホームで買ったサンドイッチを頬張り、車中ではiPhoneを使って事務作業。2時間半は長いようだが、先週の飛騨古川などに比べれば、あっという間だ。 金沢駅から車で15分、香林坊を抜け、金沢歌劇座に到着。旧称、金沢市観光会館である。 さて、本日の「文珍独演会」は昼夜公演。わたしは昼の部のトップを務めさせていただく。 「文珍独演会」(昼14時開演/夜19時開演) 『皿屋敷』 月亭 八天(昼) 『狸賽』 林家うさぎ(夜) 『老婆の休日』 桂 文珍 『青菜』 桂 楽珍 『宿屋仇』 桂 文珍 仲入り 『三十石』 桂 文珍 三味線 林家 和女 昼の部と夜の部の合間は、ひとり会館を飛び出し散策に出かけた。すぐ近くに兼六園がある。久しぶりに行ってみよう。真弓坂口から入館。いままでに何度か訪れたが、やはり季節季節で趣が違う。はじめて訪れたのは21才、学生のころ。その後、噺家になってからも、仕事で金沢に滞在中、時間を見つけては足を運んだ。閉館までの1時間、隅から隅まで見て回った。こんなだったかしらん。ずいぶん変わったように思う。見る者の年齢によって感じ方が変わるのかも知れない。庭園もまた生きている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 桂坂口を出て、金沢城石川門から兼六園の周囲をグルッと回ってみる。石川護国神社、能楽堂、歴史博物館、石川美術館。本多の森に美術の小径がある。ここを抜けると、中村記念美術館に通じる。傍らに滝の流れる階段を下りていった。時刻は18時を回っている。辺りが少し薄暗くなってきた。すると突然、行く手を黒い影が横切った。森の中から飛び出した、その影は大きな尻尾を持っていた。狸である。もしかして、わたしを化かそうというのか……。 ![]() 1時間半歩き続けて、ホールに戻ってきた。間もなく一番太鼓。ああ、お腹が空いた。夜の部の開演前に、軽くお弁当をいただく。 終演後は、金沢公演の打ち上げでは常店になっている「富久寿司」へ。ここの魚は極上。酒はやっぱり手取川。美味しいものをいただくために、いい仕事をする。これがわたしのモットーである。 ![]()
2012-05-21 目覚めたら、もう7時前だ。週始め。子どもたちを学校へ行かせるため、ぼちぼち起こさなければ。ああ、そうだ。今日は金環日食の日だ。キンカンショー、やっているのかなあ。わたしの部屋からはまったく見えない。昼間でも暗いのだから。と言って、外へ出るのも億劫。小学校では校庭を解放して、集団観測を実施しているはず。まだ眠いから、もう少し寝よっか。いや、テレビの中継だけでも見よう。だけど、どうやら曇っていて、イマイチ盛り上がりに欠けるんじゃないか。欠けるはず、相手は日食でございます……言うてる場合か。 うちの家は3階まで吹き抜けで螺旋階段になっている。中庭に面した側が、1階から3階まで、ずっと窓になっていて、2階から上は東天がよく見えるのだが、低い位置なら裏の病院の壁で遮られて見えない。断念するか。……と、思っていたら、わっわわわあああ、見えた見えた見えた。7時半ごろ、輪が見えた。雲の切れ間からゴールドリングがバッチリ鮮やかに。なんか幻想的で神秘的で。 日食は太陽と月の天体ショー。月と天は、わたしの名前にある。でも、太陽は……。大丈夫。文都の都の中に、ちゃんと日という文字があった。これは、いい兆しになりそう。 キンカンはノドにいいから、いい声が出るぞ。そのキンカンと違う? キンコンカンコン! 親近感(しんきんかん)湧くぅ~。 13時45分、吉本会館へ。14時40分から、来たる6月2日(土)17時半開演「月亭八方一門会」(5upホール)の記者会見である。師匠、遊方、八天、八光、方正の5人が集まった。各人それぞれ個性豊かなコメントを披露。わたしにとっては、文都襲名プロジェクトの一環として、「都構想」から次のステップを踏み出すことになる。これを機に、夏に向けて、一門会で全国ツアーができれば、こんなステキなことはない。
2012-05-20 まさかまさかの旭天鵬と栃煌山、平幕同士の優勝決定戦。アナウンサーも「この二人の対決を誰が予想したでしょうか」というと、解説者が「だれもしないでしょう。できるわけがない」。ちょうど今夜の落語会もそう。「この二人の会を誰が予想したでしょう」。 月亭八天・笑福亭恭瓶ふたり会 「縁は異なもの味なもの」(天満天神繁昌亭/18時開演) 「ごあいさつ」 八天・恭瓶 『煮売屋』 月亭 天使 『皿屋敷』 月亭 八天 『宮戸川』 笑福亭恭瓶 仲入り 『いらちの愛宕詣り』笑福亭恭瓶 『鴻池の犬』 月亭 八天 三味線:はやしや美紀 打ち上げは10日前にオープンしたばかりの「餃子の王将」にて。スギモト眞ちゃんも参加。23時、優等生解散。 旭天鵬。史上最年長初優勝、おめでとう。努力はきっと報われる。わたしのほうは明日からもっともっと稽古せんならん。このところたるんどるで……。
2012-05-19 12時半、桃ヶ池公園市民活動センター(旧阿倍野青年センター)に到着。外はポッカポカの陽気。陽射しがまぶしく暑いくらい。 とりあえず腹ごしらえと、周辺を歩いてみたが、これという店はなし。JR南田辺まで行き、ウロウロしていると、「まこちゃん」という博多ラーメンの店を見つけた。表の看板に「しあわせラーメン」と書いてあったので、思わず飛び込んだのだ。「しあわせ落語」をするには、「しあわせラーメン」を食べておかないと。気のよさそうなおじさんが、ひとりでやっている。カウンター8席くらいの小さな店。隣の人は早々とラーメンをアテに飲んでいる様子。「しあわせラーメン、お願いします」と言うと、「はいよ」とイキのいい返事。しばらくして出てきたラーメンは、博多とんこつのシンプルなものだが、これがなかなかうまい。本場博多の味だ。当然ながら、紅生薑を大量に入れてペロッと平らげた。「替え玉!」と言いたかったが、出番前だし、腹八分目にしておこう。そのかわり濃厚なスープは全部飲み干した。額からジワッと出た汗をティッシュで拭っていると、おじさんが壁にかけてある扇風機を回してくれた。「ありがとう。おいしかったわ」と店を出る。おじさんが後ろから「またこっちへ来る機会があったら、寄ってください」。いい店だった。 さて、1年と8か月ぶりの「田辺寄席」。今日は仲入りあとのモタレに出していただく。胃モタレしないよう頑張ろう。 第604回「田辺寄席」 《新・じっくりたっぷりの会―桂米二の段》 『動物園』 桂 二葉 『くっしゃみ講釈』 桂 米二 『向う付け』 桂 文太 仲入り 『粗忽長屋』 月亭 八天 『火事息子(小佐田定雄作)』 桂 米二 三味線:花登 益子 鳴 物:桂 む雀 お茶子:井上麻衣子 終演後、楽屋にてお寿司やパンで打ち上げ。缶ビールを1本だけ頂戴した。 帰りに文の里商店街を歩いて、豆腐スギモトの眞ちゃんに「明日、繁昌亭で待ってるよ」とご挨拶。そのまま直帰するつもりが、ついついここまで来たら寄りたいところがある。先日のミツルギ氏の結婚パーティーのときから、まんぷくブラザーズの歌が耳にこびりついていた。串カツの「やぐら」だ。ただ週末は、子どもがおばあちゃんの家に遊びに行っている。犬に餌をやる者がいない。1時間だけの時間制限付きで、チョコッと顔を出した。「えらい久しぶり」。大相撲を見ながら飲んでいると、そこへ雀三郎師がお越しになった。南天襲名公演の帰りだそうだ。18時半になり、弟子がタイムリミットの鐘を鳴らしたけれど、結局,30分延長して、19時においとまする。 今夜は犬と二人きり。いや一人と一匹。チョコラを相手に『鴻池の犬』をやってみた。 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |