地下鉄阿倍野から南へ徒歩7、8分にある和田商店へ、手拭いの注文に出向いた。八天オリジナル手拭いはこれで4色目。茶系、紫系、黒系と続いて、今回は赤系を選んだ。赤でも和の落ち着いた感じに仕上げてもらうようお願いした。デザインは現行のまま。イラストレーター塩谷てるみさんの作品である。
帰りにちんちん電車沿いを天王寺まで歩いた。久しぶりに阿倍野銀座をブ~ラブラ。高校時代には下校途中によく立ち寄ったものだ。王将の餃子、アポロの楽器屋、パチンコ、ジャズ喫茶、ポルノ映画…。懐かしい青春の思い出。
ちょうど昼時。お腹が減ってきた。左へひとつ目の路地を曲がると、「
グリル マルヨシ」がある。街の洋食屋さんだが、オープンキッチンの中では、コック帽を冠った料理人が3、4人で手際よく調理していて本格的。なんでも今年で創業60年だとか。かなりの老舗である。石炭ストーブで煮込むロールキャベツ(1600円)は絶品。わたしは日替わりランチ(1200円)を頼んだ。草蛙大の大きなカツレツの下はカレーソースのかかったスパゲティー。めちゃウマ。ライス大盛りにすればよかった。土曜日の昼下がりということもあってか、お客さんが絶え間なくどんどん入れ替わる。こんな場所に、こんな素敵な店があるなんて知らなかった。今日ははじめて訪れたのでカウンターに座ったが、今度は2階にも上がってみたい。食後のコーヒーをいただいて外へ出ると、路地の周辺をぐるっと散策。そして、あべのルシアスを尻目にころして西へ。ああ、知らぬ間にジャズ喫茶「四分休符」がなくなっている。どこかへ移転したのだろうか。舞台用小道具の店「下八重商店」はまだ健在だった。「
阿倍野橋温泉」は近所のマンションの1階で営業しているらしい。再開発でどんどん区画整理されていくのは喜ばしいことだが、その反面、阿倍野らしい(?)ドヤ街風のたたずまいが消え、下町の臭いがなくなってしまうことに、ちょっと寂しさを感じる今日この頃だ。
天王寺から一転して西梅田へ移動。このあたりこそ近代化され、ビルの谷間となってしまった。天王寺と比べ,使用前、使用後を見ているような気がする。
この日の夜は、前々から気になっていた「
居酒屋割烹 氷見」へ。中崎町のJR高架下にあるこの店は、その名の通り、富山料理を食べさせる店だ。キトキトのお魚を目当てにやってきただけに、まずはお造りの盛り合わせ。今朝、富山湾氷見港で水揚げされたばかりのトレトレピチピチだから鮮度抜群。次に干し物を七輪で焼きながら熱燗をキュー。海老と野菜の天婦羅をいただき、〆は富山名物かぶす汁で決まり。南船場にある「
きときと」にもまた行きたい。