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bunakishike
折に触れて聞いた音楽の感想をだらだらと書いています。
音源は主に海外サイトからダウンロードしたハイレゾで、その他観たコンサートや映画などの感想を綴っています。
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岩手県北上市で活動している、アンサンブル・ソノリテの演奏会に行って来ました。昨日、友人のメールで、客演するというメールがあり、急遽駆けつけました。10分ほど前に会場に到着しましたが、すいているだろうなという予想に反して、駐車場は大混雑。しょうがないので、通路に車を止めて会場へ。大ホールではゴスペラーズのコンサートがあり、他にも催し物がいろいろあって、混雑していたようです。
会場の中ホールにはいると、メンバーがステージにぞろぞろと入場するところでした。1曲目は、先頃亡くなった、アルフレッド・リードを追悼して、春の猟犬が演奏されました。ちょっと、後半部分の推進力が不足していたようです。リードといえば、最近はあまり演奏されることも少なくなってきましたが、昔は超売れっ子作曲家でしたね。一時代を気づいたことは間違いのないところでしょう。
2曲目は、ホルストの第1組曲。この古典の名曲も、いざ演奏するとなると結構きついですが、シャコンヌを演奏しているときの、大変さがよく分かりました。トランペットの方で顔が真っ赤になる方がいらっしゃって、その顔色が赤くなると、大変な所なんだなということがよく分かりました。人数の関係で、エンディングのシンバルの一撃がなかったのが残念です。
あと、3楽章終結部、一瞬ずれてしまいましたが、なんとかリカバリーしてホットしました。演奏会では、何が起きるか分からないです。普段の練習では何でもないところが、いざ本番になると、止まりそうになったりすることがまれにあります。
不可抗力ですから全く油断出来ません。個人的には昔ショスタコの5番や第9で止まりかけた経験があります。その場面では休みの所だったので気がつかなかったのですが、あとで当事者達が騒いでいるのを聞いて、そんなこともあったんだったとのんきに思っていました。
2部は、常任指揮者の渡辺氏から、音楽監督で元仙台フィル、チューバ奏者の大森一夫氏の指揮になりました。第2部はポピュラープログラムでした。最初の、ロジャースの『私のお気に入り』ですが、宮川彬良氏のビッグバンド風の編曲がとっても良くて、ノリノリの演奏でした。私も、やってみたいと思わせるような、素晴らしい編曲です。
2曲目は、有名なネスティコ編曲の『星に願いを』。前半のアンニュイな雰囲気がネスティコの真骨頂でしょうか。実に快い一時でした。
3曲目は、リチャード・ロドニー・ベネット編曲の『マイ・フェア・レディー』のセレクション。もはや古典となってしまいましたが、ベネットの一連のミュージカルのセレクションの一曲です。このシリーズは元々はオーケストラ用に編曲されていますが、吹奏楽でも全く違和感がありません。名曲の数々を楽しむことが出来ましたが、最後の『踊り明かそう』のリズムが、ジンタ調になっていたのが、惜しかったです。
3部は、クラシックの編曲物を2曲。1曲目はニールセンのアラジン組曲をデメイが編曲した物。初めて聴く曲でしたが、中近東の雰囲気が出ていてなかなか面白い曲でした。
2曲目は、シベリウスの『フィンランディア』。途中から早くなる部分でのフレージングがちょっと甘くて、硬派のシベリウスがちょっと軟派になってしまった様な感じになってしまいました。
アンコールは3曲。最初は、エルガーの『愛の挨拶』が、しっとりと歌われました。続いて、『サウス・ランパート・ストリート・パレード』。岩井直溥編曲ですが、最初にちょっと面白い趣向がありました。鳴りやまぬ?拍手に答えて、再び『フィンディア』の早くなるところから、最後まで演奏されました。団員の皆さん、お疲れさまでした!
2005.10.30 さくらホール中ホール(岩手県北上市)
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Last updated
2007年05月02日 13時14分31秒
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