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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2011年04月19日
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カテゴリ:ジャズ

題名は言わずと知れた、ペッパーのコンテンポラリーの名盤です。
ところが、今回入手したのは、俗に言う「赤シャツのペッパー」です。
ESSENTIAL JAZZ CLASSICという聴きなれないレーベルのアルバムです。
中身はというと、コンテンポラリーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」と、タンパ盤の「マーティー・ペイチ・カルテット・フィーチャリング・アート・ペッパー」の2つのアルバムを収録した徳用版です。
如何にも海賊版みたいに怪しい雰囲気ですが、著作権が50年で切れた演奏についても、音源さえあれば復刻することが可能だからだそうです。
なるほどと思ったのですが、色々なところのレビューを見ていると、音がいいというのが大方の評判です。
個人的には、オリジナルにこだわりがそうあるほどもないですし、何しろ価格が安かったので、だめもとで購入しました。
着いた日に早速聴いたのですが、なるほど音がいいです。
CDやLPと比較をしなければなりません。
早速比較してみました。

詳しく聞いたのではないので、断定はできませんが、LPとはいい勝負です。
広がりは、LPの方があります。
聴いたのは「ミーツ・ザ・リズムセクション」の1974年発売の国内盤です。
CDは少しきれいにまとまっている感じがします。
しかし、CDとLPの比較は、実際には厳密な比較というのは無理です。
ハードの性能によって、まるで違う結果になるからです。
まあ、一般的にはレコードには無限大の情報が入っているので、ハイエンドのプレーヤーで再生した音を、高帯域の耳を持った聞き手が聴いた時には最高の音がすると思われます。
一般的には、ハイエンドのアナログがハイエンドのデジタルに負けることは考えられません。
しかし、昔、LPを聴いていた時は、コンテンポラリーらしい、透明で温もりのあるサウンドが気に入っていたのですが、今回久しぶりに聞いてみたら、それだけではなく、音像が前に出てきていて、アグレッシブに聞こえます。
今回聞いたアナログ盤は、もうレコード自体36年もたっているわけで、普通の家電なんかでしたら影も形もなくなっています。
ジャケットこそ、カビがついて、汚くなっていますが、レコード自他は全く昔のままで、スクラッチノイズも全く聞こえません。
そういうことからすると、メディアというのは、ほかの製品に比べると、ハードさえしっかりしていれば、経年変化が少なく、優れた製品であることが分かります。
これだけメディアが変化しているのに、これだけの音が再生できるということは録音再生のシステムの原理自体が大変優れていたことの表れだと思います。
それに、録音が1957年ですから、すでに半世紀以上たっています。
そんな半世紀以上前に出来たものが、現代のサウンドと遜色がないとは、全く驚くべきことです。
あらためて、エンジニアのロイ・デュナンの腕のすごさを見せつけられたような気がします。
ジャケットのデザインなど御世辞にも趣味がいいとはいえませんが、録音がいいだけでも掘り出し物だと思います。
演奏は定評のあるものですので、文句のつけようがありません。
ESSENTIAL JAZZ CLASSICというレーベルにはロリンズの「サキソフォン・コロッサス」「ウェイアウト・ウエスト」MJQの「フォンテッサ/黄昏のベニス」など名盤が目白押しです。
このように、名盤が安く復刻され、しかも音がいいとなることは大歓迎です。
少なくとも、ビギナーにとってはとてもいいことだと思います。
ただ、オリジナルの価値を損ねるような売り方だけはしてほしくないと思います。

ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION (ESSENTIAL JAZZ CLASSICS EJC55412)

1. You'd Be So Nice To Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Briks Works
10. The Man I Love
11. What's Right For You
12. You And The Night And The Music
13. Sidewinder
14. Abstract Art
15. Over The Rainbow
16. All The Things You Are
17. Pitfall
18. Melancholie Madeline
19. Marty's Blues

Art Pepper(as)
Re Garland(p)
Paul Chambers(b)
Philly Joe Jones(ds)

Recorded Jan, 19,1957,L.A(1-10)

Art Pepper(as)
Marty Paich(p)
Buddy Clark(b)
Frank Capp(ds)

Recorded August,1956,Hollywood





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Last updated  2023年11月12日 18時58分26秒
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