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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2014年07月16日
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カテゴリ:ジャズ



charlie-haden-smiles-with-bass.jpg 本当は昨日書くつもりだったヘイデンの追悼記事。
マゼールの後になってしまった。
享年76歳。
近年悪化したポリオで長いこと闘病生活を送っていたそうだ。
昨年CALARTS(California Institute Of Arst)の学生を率いて行ったコンサートが最後のパフォーマンスだった。
そもそも彼の家は音楽一家で、彼も小さい頃から歌を歌っていた。
15歳で延髄ポリオにかかり歌を歌うことができなくなり楽器に専念することになったのだ。
音楽的にはいろいろな種類のジャズを演奏できるフレキシビリティを持ったミュージシャンだった。
昨年にThe Grammy Lifetime Achievement Awardという特定の音楽ではなく、生涯を通して録音音楽の分野で顕著な功績のあった人に贈られる賞を受賞している
また、強面にもかかわらず?抒情的な作品を書いていた。
オーネット・コールマンから始まる音楽遍歴も多彩だ。
節目節目には多くの名盤を残してきた。
基本的には幼少の頃に経験したカントリーがベースで、それは最後まで崩れなかったと思う。
古い人間にとってヘイデンといえば、キース・ジャレットのアメリカン・カルテットが一番印象深いと思う。
特に「生と死の幻想」は名盤として名高い。
これを書いている時も、このアルバムの最後の曲「グレイト・バード」でのヘイデンのフェイド・アウト寸前のヘイデンのソロが蘇った。
よほど印象的だったのだろうなと自分でも思う。
ヘイデンといえば、デュオの名盤が多い。
ヘイデン名義の「Closeness」や「 The Golden Number 」の他にも、同郷のメセニーとの「ミズーリの空高く」や最近レビューしたキースとのアルバムなど名盤が目白押しだ。
あまり自分を主張せず、地を這うような重量感のあるサウンドが安心感を与えるのだと思う。
剛直を装いながら、暖かい人間性がにじみ出てくるようなプレイが好きだった。
個人的にはデュオの中では、「ミズーリの空高く」が好きだった。
ヘイデンは音楽の守備範囲が広く、その中でも「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」の活動はユニークだった。
イデオロギーを感じさせる音楽もあったが、乾いた大地に吹く風を感じてしまうようなゴツゴツした感触がなかなか得難いものだった。
ラテン音楽にも造形が深く、幾つもの名盤を残している。
その中の最高のアルバムはゴンサロ・ルバルカバとのコラボによる「Land of the Sun 」だろう。
ラテンの哀愁がダイレクトに感じられる良いアルバムで、昔よく聴いていたことを思い出した。
その中でも「De Siempre」は特に泣けるナンバーだ。
その他にもカルテット・ウエストの活動など、本当に精力的に活動していたことを改めて感じた。
本当に長い間お疲れ様でした。
そして、長い間楽しませていただき、有難うございました。

合掌

なお、こちらに詳しい経歴が書かれていて大変参考になる。






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Last updated  2014年07月16日 21時50分42秒
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