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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2015年02月20日
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一時期話題になったSTAP細胞の疑惑問題も関係者の処分の発表で収束したように見える。
これでこの問題は小保方氏がES細胞を混入させてそれをSTAP細胞として発見したというストーリーになったようだ。
釈然としない感じが残るのは確かだが、世間の人たちはこれで一件落着と思ったはずだ。
ところが月刊「WILL」3月号に、この結果に重大な疑問点があることを指摘する論文が載っていた。
理研の発表が論理的に破綻しているところを的確についたものだ。
西岡昌紀という精神内科の医師で文筆業の方だ。
専門書のほかにも「アウシュウィッツ「ガス室」の真実」というマルコポーロの廃刊のきっかけとなった問題作や指揮者のムラヴィンスキーに関する著作もある方だ。
この論文は『「小保方殺し」九つの疑問』というタイトルで、この騒動にまつわる疑問を提示している。
この論文についていろいろなところで論じられているが、今のところ決定的な論駁はないようだ。
疑問は九つ。
1.ES細胞でSTAP細胞は捏造できるか?
2.小保方さんは胎盤形成を予想したか?
3.小保方さんはES細胞を混入する必要があったか?
4.FACSは役に立たなかったか?
5.ES細胞を若山教授の培養条件で生存させることが出来たのか?
6.小保方さんはどのようにしてES細胞を入手したか?
7.遺伝子解析は妥当だったか?
8.検証実験は本当に失敗したのか?
9.TCR再構成に関するゲルの加工は小保方さんの意向だったか?

この中で驚いたのは、疑問8だ。
一般の人々は検証実験は失敗だったと思っている。
しかし、発表によればキメラの作成には成功しなかったものの、小保方さんが発表の席上スクリーンに前で指示した緑色に発光した細胞(Oct4-GFP陽性細胞)自体は45回試みたいうち40回成功したという事実だ。
キメラとは「同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていること。またそのような状態の個体のこと。(wiki)」だそうだ。
当然キメラ形成に成功しなければ「Nature」の実験結果の完全な再現にはならない。
ところが、小保方さんが「Nature」の論文で担当したのは、基本的にはマウスから得た細胞を酸処理したところ、Oct4-GFPが活性化し、緑色に光る細胞が見られたという実験の前半部分だ。
その後のキメラ形成は若山教授らが担当した実験だ。
ということは、途中までは成功していたということだ。
こうしてみると、周囲の人たちの声ばかり聞こえてきて、肝心の当事者の声が全く聞こえてこないのが問題だ。
こうなったら司直に力を借りて真相を明らかにしてもらいたいものだ。
普段どうでもいいような政治家の振る舞いについて告発している方々。
あなた方こそこういうときに告発して欲しいものだ。
この論文が正しいとしたなら実験を継続する必要がある。
というか、続けなければならない。
もしかしたら本当に世界的な発明に繋がるかもしれないからだ。
最近調査委員会なるもののいい加減さにがっくりくることが多い。
どうして最後まで突き詰めることが出来ないのだろうか。
こんなことでは、根本対策など打てるはずがなく、理研の体質は今後も変わらないと思う。
理研の身内の調査委員会は論外で、こういう場合まったく利害関係のない人間を集めることはできないものだろうか。
今こうしている間にも、実験を密かに続行している方がいるかもしれないというのに、彼らはいったい何をやっているのだろうか。






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Last updated  2015年02月20日 21時57分18秒
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