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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2015年02月25日
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カテゴリ:ジャズ
ダイアナクラールの2年ぶりの新作は70年代のロックのヒット曲のカバー。
ストリングスを加えたゴージャスなサウンドはインパルス時代を思い起こさせる。
マイケル・ブーブレが参加している曲があり、これが何とも言えずいい味を出している。
ダイアナを食っているほどだ。
二人の絡みもなかなかエロティックだ。
ダイアナの歌はいつも通りで何も変わらない。
相変わらず突き放したような歌唱で、それが個性なのだろう。
バックがストリングスを含んでいるので、
あっている曲と合っていない曲がはっきりしている。
70年代の曲はスタンダードになっている曲が少ないのは、そういうことも関係していると思う。
ギターやピアノなど小編成でシンプルな伴奏があっているように思う。
アレンジはグラミー賞受賞16回を誇るデイヴィッド・フォスターという方。
私はアレンジャーなんてほとんど知らないが、ヴァーブのお偉いさんらしい。
その中では「アロン・アゲイン」がストリングスとの親和性を見せていた。
カーペンターズの「スーパースター」はスローにしているのはいいのだが、肝心のヴォーカルがフィットしていない。
聴いていて気持ちよくないのだ。
バックはとても美しく、別な歌手だったらもっと楽しめるのに、と思ってしまう。
今回付き合っているブーブレなんか、意外に思わぬ美しさを出すかもしれない。
マッカートニーの「 If I Take You Home Tonight」は豪華さとは無縁の暗い歌だが、これは彼女にぴったりだった。
この歌も昔の歌だと思っていたら、なんとポールに頼み込んでアルバムに入れたそうだ。
ダイアナがポールのジャズ・アルバム『KISS ON THE BOTTOM』に参加した時にこの曲を知ったという。
イーグルスの「I Can't Tell You Why 」もいい。
こういうのを心に染み入る歌というのだろう。
10CCの「I'm Not In Love 」もいい意味で同じことが言える。
ブライアン・アダムスとのデュエット「Feels Like Home」も、アダムスのしわがれ声が、カントリー・テイスト漂うこの曲にふさわしい。
ということで、彼女にあった曲と、そうでない曲の落差が大きく、選曲に一工夫ほしかったと思う。
たとえ全て彼女の好きな歌だとしても、そのままいい出来にならないという良い(悪い?)見本みたいなものだ。

Diana Kral:Wallflower(verve 0602537866854)

1. California Dreamin'
2. Desperado
3. Superstar?
4. Alone Again (Naturally)
5. Wallflower
6. If I Take You Home Tonight
7. I Can't Tell You Why
8. Sorry Seems To Be The Hardest Word
9. Operator (That's Not The Way It Feels)
10. I'm Not In Love
11. Feels Like Home feat. Bryan Adams
12. Don't Dream It's Over

Diana Krall(vo)






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Last updated  2015年02月25日 21時12分20秒
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