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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2015年09月02日
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最近オリンピックのエンブレム問題がメディアで盛り上がっている。
作者の顔の印象が悪かったので、最初は批判的な立場にいたが、あまりにもエスカレートして、最近は作者に同情的になっている。
その中でコラージュについて話題になっていたので気になって調べてみた。
検索でヒットした「教えてgoo」には次のように書かれている。
(以下概要)
コラージュ作品そのものの展示や譲渡は、ほぼ著作権の問題になることはない。
ただ、著作権がある素材を使って作成されたコラージュ作品を、写真に撮るなどして複製したり、その写真をインターネットで公開したりする行為は、素材とした著作物を複製したり公衆送信したりしていることになるので、著作権侵害となる可能性が高い。
著作権のある素材を使っているコラージュ作品を雑誌に載せることは、日本の著作権法上は、許諾が無ければ複製権の侵害といわざるを得ない。
あと問題になるのは、もともとの素材に著作権があるかどうか。
ヴィンテージパーツやもともとある何かを使って作ったアクセサリーが該当する。
工業製品は著作物ではないので、衣服にデザインされている絵などが、著作物になる。
(概要終わり)
最後の部分は工業製品が意匠登録されていれば著作権違反になる。
コラージュなんて、そこら辺にある雑誌の切り抜きなどを使うことが多いと思う。
それを写真にとると著作権違反になるということだが、美術書や美術展の図録に載っているコラージュはどうなのだろうか。
まさか、素材の出所を調べて、使用許可を得るなんてやっていないと思うし、まじめにやろうとすれば殆んど不可能な世界だ。
大体ペイしない。
この事件では、正義面したネットユーザーが興味本位で調べて、その結果をネットに拡散させて、自己満足しているような光景が思い浮かぶ。
最近の犬屋敷(奥浩哉)というコミックで、獅子神がネットで批判されているのと心情的には同じだろうと思う。
作者が「人間として耐えられない」と話しているくらいなので、相当追いつめられていることは確かだ。
結果的に取り下げたことは、この状況で本人や家族にとっては最善の方法だったと思う。
世の中には知らなければならないことと、知る必要のないことがあり、何でもかんでもオープンにしたがる風潮は、ぎすぎすした世の中を作るだけで、何もいいことはない。
それにしても、アート関係の仕事をされている方達にとっては住みにくい世の中になってしまったようだ。
何しろ、作品を発表する前に、世の中に類似の作品がないか調べなければならないのだから、たまったものではない。
何千何万人のネットユーザーが誰かがへまをするのを監視しているのだから。
まるで、オーエルの「1984」の世界のようだ。







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Last updated  2015年09月05日 08時25分14秒
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