2887449 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

Recent Posts

Category

Archives

2017年02月18日
XML
カテゴリ:クラシック音楽



菅野祐悟の交響曲第1番を聞く。
桑原あいの新譜と一緒に購入したハイレゾ音源。
大河ドラマの軍師官兵衛のメインテーマが好きだったので、試に購入してみた。
結論からいくと、交響曲ではなく、劇伴の音楽。
もっというと、マリンバとピアノのための音楽。
一番気に入らないのは、交響曲と名付けているところ。
現代では、形式がどうであれ、交響曲とつけることは自由だと思う。
当ブログのように古い人間にとっては、交響曲といえば、その様式を連想させるせる。
この曲では、似たような様式の曲が四つ並んでいるだけのように感じられる。
いっそ、交響曲とつけられていなければ、こんなことにこだわることもなかっただろう。
ディストリビュータのコピーでは「境界線の向こうに立ち現れる極私的音世界」だそうだ。
第1楽章は時代劇に付けたら、ぴったりの和太鼓を使った勇壮な曲。
第2楽章は間奏曲風の緩徐楽章。
第3楽章の旋律は一番美しいのではなかろうか。
第四楽章はドラマチックで最も良い出来。
一楽章の旋律が変形されて出てくる。
中間部の無窮動的な部分はひんやりとした感触で悪くない。
交響曲全体は微温的で温く、女性的と言ってもいいかもしれない。
旋律はそれなりに美しいが、似たような旋律ばかりでメリハリが乏しい。
時々、感情が生のまま出る所があり、個人的にはあまり好ましくない。
それに交響曲でマリンバやピアノが目立つというのもどうかと思う。
第2楽章などマリンバ協奏曲かと思うほどだ。
全体的に弦主体で、それに時折木管が加わっている程度。
練習風景をみると二管編成で、打楽器が目立つ。
金管は大音量で鳴ることが少なく、サウンド的にも単調だ。
ただ、静かなところで鳴るトランペットの高音が結構印象的だ。
サウンドは濁っている部分も見受けるが、曲を知るには不足はない。
これで、演奏がさらに良ければ、また別な側面が表れてくるかもしれない。
ということで、現時点では失敗した買い物だったと思っているが、結論はもう少し聴き込んでから出したい。
まあ、次回作に期待という所だろうか。
少し前に、新垣聡の新しい交響曲の録音がデッカからリリースされた。
比べることではないが、出来には雲泥の差がある。
因みにCDのジャケットの絵は作曲家者の手になるものだそうだ。

Symphony No.1 “The Border"(DENON) 96kHz 24bit WAV

I. Dive into myself
II. Dreams talk to me
III. When he was innocent
IV. I am

藤岡幸夫(cond)
関西フィルハーモニー管弦楽団
録音:2016年4月29日 ザ・シンフォニーホール(ライヴ)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017年02月18日 14時48分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[クラシック音楽] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.