WBC Japan v. Korea
昨日は先輩の卒業式。もう高校生活も3分の2が終わろうとしている。来年のこの日をどんな気持ちで迎えるのだろうか。WBC日本代表は韓国にコールド勝ち。開幕前から「今回の日本は弱い」と思っていたので、かなり予想外。しかし、イチローのチームであることは予想通り。で、弱いと思った理由。まず、あまりにもつなぎにこだわりすぎて、パワーが足りない。アメリカ、キューバあたりの「ものすごい力」で勝負された時につなぐ前に力負けしそうだ、ということ。そして、短期決戦、一発勝負には、飛び道具が必要。それはHRだと思う。今回の日本の野球は単純に手数がかかると考えていたので、もう1人くらいHRをより高い確率で打てるバッターが必要だったと思う。まあ、それは原監督の中では松井秀喜であったり、松中だったのだろう。いないから仕方ない、といった感じか。特に松井に関しては僕も本当に見たかった選手で、今高校生くらいの野球少年は小さい時にオリックスのイチロー、巨人の松井の2人をスーパースターとして真っ先に認識していたケースが多いと思う。僕もその一人。しかも右投左打だったので。メジャーでルーキーで首位打者をとったイチロー、ヤンキースタジアム初登場でグランドスラム、さらにそのヤンキースで常に中軸に居続ける松井の印象も当然強い。この2人が同じチームで、日本代表で・・・なんて考えたら、結果度外視で見たいと思う。次回はないだろう。2人とも4年後には38、9歳。だから本当に残念。そういえば、今の小学校低学年くらいの子は日本時代の2人を知らないのか!?10年前はみんなで「松坂対イチロー初対決」を楽しみしてたんだなあ・・・。ここで年齢のギャップに驚く。大分横道にそれてしまった。話を戻す。原監督は、松井や松中の離脱を受けて、つなぎの野球を徹底しようと考えたのかも知れないが、韓国に勝った段階でも僕は懐疑的。前述のように、昨日はイチロー3安打。その前の不振と日本の貧打もやっぱり重なっている気がするから。「イチローが打てば、みんな打つ。」イチローが活躍することはいいことだが、彼が打てなくなった時、他の打者はどれだけ打てるか。そこにポイントがあると韓国戦の結果で強く思った。で、そのポイントがある時点で日本の戦いは危険で、脆いものになってしまっている。と判断。それが僕が懐疑的である理由。・・・あと、マスコミね。もう一つ。これは野球部の中でも反論を食らった話。日本はWBCの1stラウンド開催地である。しかも2大会連続。これはサッカーのワールドカップのように招致によるものではない。大会の運営側(MLB)から選ばれている。日本のファンがスタンドを殆ど埋め尽くすのはいいと思う。しかし、「選ばれている」ホスト国が思いっきり鳴り物応援ってどう?プロ野球でやってるかも知れないけど、日本の伝統かも知れないけど、一応国際大会。鳴り物応援は世界では認められていない(特にアメリカ主導の大会だし)。アジアを例外にしてはいけないと思う。日本には自発的に鳴り物を自重するくらいの高い意識がほしかったな。と。なんか見ててあのトランペットその他が不快で仕方なかった。「Japan」のユニフォームには似合わないなあと。あと、7回表日本攻撃前のウェーブ。あまりにも韓国ファンに失礼すぎる。善意で乗ってくれた訳がない。試合を諦めるに十分な展開だったからだ。試合が僅差だったら乗ってないと思う。日本人として、礼儀というかマナーと言うか、そんなのをもうちょっと真剣に、また重く考えてほしいなと思った。こんなこと考えるのは僕だけかも知れないけど、スポーツの試合であるからこそ。