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「ネガティブの微笑み」

「ネガティブの微笑み」

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2013.03.17
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カテゴリ:その他
今さらではありますが、「虚言の城の王子」に出演してくれた役者さん達について書こうかと。

本日は主役の「皆瀬」を演じてくれたりょうちんこと、加藤良輔くん。

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なんとも、がっつり主役でございました。座長。

昨年の「深海のカンパネルラ」の多田くんもそうだったけど、加藤くんも最初から最後まで舞台出ずっぱり。ただの一度もはけません。

ご覧頂いた方はお分かりかと思いますが、全ては皆瀬の想像とも言える(そうでないとも言えますが)内容だったので、舞台から消えてもらうわけにはいかなかったのです。
そのため、シーンの切り替えも、他の登場人物の登退場も、ほとんど彼がきっかけ。

覚えなきゃいけないことは山のよう。台詞も山のよう。

ラスト30分〜40分はまさに怒濤。
堪えて堪えて堪えてきたものの吐露。からの破綻。からの挫折。そして最後に浮かび上がる自分なりの答え。

全てのシーンは、その答えにいきつくために存在していました。
つまり、「りょうちんコケればみなコケる」という構成の芝居だったのです。
肉体的にも精神的にもきつかったでしょうが、そこはもう、主演として、座長として、やりきってもらうため、稽古から相当追い詰めさせてもらいました。

後半の、病室でのカズとの言い合いのシーンは、最初うまくできずに頭を抱えていました。真摯に取り組み、演出の言葉も理解している。頭では分かっていてもそれができない。
そのことを心から悔しがっていました。


しかし、ある日の稽古でいきなり覚醒したように感情がつながり、それ以降は水を得た魚のようにみるみる駆け上がっていきました。

そして本番、十二ステージどの回もぶれることなくやりきってくれたのです。


空想組曲十回目の節目となる公演、その主演を彼におねがいして本当に良かった。

稽古への臨み方、みんなを楽しませようとするエンターテイメント性、決して弱音を吐かない負けん気、千秋楽のカーテンコールで見せた涙、不器用な挨拶、そのどれもが愛おしい。

加藤良輔、また必ずやりたい役者です。

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ほんと、おつかれさま。
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Last updated  2013.03.17 23:48:50


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葉桜1334

葉桜1334

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☆作・演出☆


9月 SUPER☆GiRLS「超絶歌劇団」

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12月 ライズ・プロデュース「眠れない羊」

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