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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2009.11.23
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カテゴリ:後日談
前回の記事を書いた後で、私の頭の中では、エンニオ・モリコーネ氏の音楽が鳴り響いていた。
それは、『ニュー・シネマ・パラダイス』ではなく、マカロニ・ウエスタン調の
NHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』のメイン・テーマ
であった。

武蔵国といえば、現在の埼玉県や東京都の大部分、それに神奈川県の一部に該当する地域。
そして、宮本武蔵といえば、「五輪書」。
私が何を言おうとしているかは、もはや記すまでもあるまい。
(東京に五輪を招致したければ、二刀流を用いよ?)

その音楽を思い浮かべながら、言泉「やまと」ではなくて言泉「むさし」に改名しよう・・・かと、思わず本気で考えてしまったくらいである。それほどまでに、私は「あの人」を罵倒、もとい打倒したいのか???



さて、それでは本題に移ろう。

結局、この3連休は、自宅に持ち帰った仕事に没頭し、ノルマの大部分を消化することができた。実にありがたい。まさに「勤労感謝の日」である。「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨の祝日ではあるが・・・余談ながら、かつては稲の収穫を祝い翌年の豊穣を祈願するという宮中の行事「新嘗祭」が行われる日であった。

また、髪を切るという念願も叶い、気分的にもさっぱりした。
映画館に足を運ぶことはできなかったとはいえ、それなりに「休日らしいこと」も三つほどしたので、今回の記事ではそれらを紹介してみたい。



まず第一には、前回の記事で言及した読書の続きである。
B)を読み終わって、C)に突入した。



第二には、来月の旅行計画である。
実は・・・職場の修了生が定着後どのような環境にあるか、といったことを追跡調査するために、国内某所に日帰りで出張する機会がある。出張のついでに自腹で私用を果たすのは本来的には「ご法度」であるけれども、業務に支障のない範囲でどのような私用が可能であろうか・・・と、時刻表を見ながら、あれこれシミュレートしてみたのである。

その結果、とある神社に参拝し、とある美術館を急ぎ足で回って、とある名物料理を中心街で食べることは可能・・・と判断するに至った。

とある神社=2006年9月21日撮影

上の写真は、とある神社の拝殿。2006年9月に撮影したものである。
それ以来参拝していないので、もし来月に実現すれば、3年3か月ぶりの参拝となる。

ちなみに、とある名物料理の老舗は、同じ名前の「総本家」と「本店」が競い合っているらしい。
私が行こうと思っているのは、アクセスの都合から「本店」のほうである。

というわけで、私の来月の出張先は、一体どこなのか。
地元の人か旅行通の人なら、すぐにお分かりになるものと推測する。



そして第三には、DVD視聴である。
私が満を持して(?)見たのは、2003年7月19日に劇場公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。劇中の設定によると事件は2003年11月22日(土)から24日(月)にかけて起きたとされていて、この3連休はちょうどその6年後に当たることから、久々にこの作品を見たいと思っていたのである。

なお、今日のタイトルに掲げた「室井さんの台詞」は、その3日目である2003年11月24日(月)に、台場を封鎖することになった際の発言である。しかし・・・振替休日はあくまで休日であって、祝日ではない。ちょっとした脚本のミス(もしくは室井さんの勘違い)であろう。

それはさておき。
かつて私は劇場で3回(インターナショナル版の『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』を含めると計4回)見たほど、本作品には強い愛着がある。何がそんなに魅力的なのか、といえば・・・いろいろな要素があって、とても一言二言では片づけられない。

が、劇中で語られる組織論リーダー論は、確実に私の心の琴線に触れている。
ここでは、対照的な二人のリーダーの発言と、それに対する部下の反応などを引用してみよう。

まずは特別合同捜査本部の本部長に着任した警視庁(本店)の沖田仁美管理官が、湾岸署(支店)の青島俊作巡査部長に言い放った台詞。
沖田 「ああ、あなたね。
    先に言っておきますけど、
    事件は現場で起きてるんじゃないのよ。
    事件は会議室で起きてるの。
    勘違いしないで。」
沖田は「現場軽視」の姿勢を最初から表明し、その後の言動にも全くブレがない。
ここまで徹底したキャラクターが現実の社会に存在するかどうかは微妙であるが、見事なデフォルメといえる。

いずれにせよ、こうした「現場軽視」の結果として、作戦はことごとく失敗していく。
柏木雪乃は犯人に拉致され、暴走した恩田すみれは犯人が放った銃弾に倒れる。
青島 「室井さん、聞こえるか?
    仲間が撃たれた。
    どうして現場に血が流れるんだ!」
現場をコントロールできなくなった沖田が更迭され、本部は監視モニタールームに閉じ込められていた室井慎次管理官へとバトンタッチ。室井は「現場重視」の姿勢を打ち出して、収拾を図ろうとする。
室井 「捜査を立て直す!
    被疑者はこの辺の地理に詳しい。
    地図にない所に隠れてるはずだ。
    地図に書かれてない箇所を教えてくれ。
    最近になって建てられた建物、トンネル、何でもいい。
    捜査員に関わらず。
    役職や階級も忘れてくれ。」


青島 「室井さんは、現場知ってる俺たちとやろうって言ってる。
    この街、知ってんの、俺たちでしょ?」
そして、事件のクライマックス。
レインボーブリッジ上での最終決戦を迎える。
犯人 「おめえらの組織は、橋ひとつ止めらんねえのか!」

青島 「君らにはリーダーがいないんだってな。」

犯人 「ああ、究極の組織だ!」

青島 「俺の組織にはリーダーがいる。」

犯人 「なら、俺らの勝ちだな。
    リーダーなんかいると、個人が死んじまうんだ!」

青島 「どうかな。
    リーダーが優秀なら、組織も悪くない。」


犯人 (笑い声)
    「んなわけねーだろ、バカ!
    ほざいてろ!」
この後、ヘリコプターで来たSATに取り囲まれて、全員確保。ひとまず一件落着となる。
現場(を信じた会議室)の勝利によって、見る者は大いに溜飲を下げる・・・という構図である。

ただ、裏返して皮肉混じりに言えば、「現場軽視のリーダー」が現実の社会の隅々にまで溢れているからこそ、この構図が成立するのかもしれない。現代の日本社会においては、「リーダーをいかにして養成し、いかにして組織の要所に配置することができるか」という問題を、真剣に検討する必要があるように思われる。

うーむ。リーダーは半歩前を歩け、というだけでは、問題は一向に解決しないような気がする・・・。





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Last updated  2009.11.29 08:15:40



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