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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2013.10.22
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カテゴリ:後日談
10月20日(日)。
雨。盛岡の日最低気温は8.3℃(00:40)、日最高気温は13.8℃(13:37)。

00時14分ごろ、宮城県沖でM4.9の地震が発生。最大震度は宮城県で4、盛岡では1を観測。私個人としては、ベッドに寝転がって本を読もうとした際に、小刻みな揺れを感じた次第である。

夕方。来週末に使用するJRきっぷ「北東北発 仙台週末フリー乗車券」を入手すべく、駅へと赴く。
ついでに駅前の丼物チェーン店で夕食を済ませたり、翌日の食料などを買い込んだりした。



10月21日(月)。
曇り時々晴れ。盛岡の日最高気温は19.4℃(13:27)、日最低気温は12.2℃(24:00)。

写真(色づく秋その1) 写真(色づく秋その2)

昼過ぎ。紅や黄に色づき始めた木々の葉などを、自宅のベランダから撮影。

仕事に関しては、夕方になって上のほうから突発的に業務が降ってきたりしたけれども、これと言って特記すべき事項はなかったと思う。

帰宅後、夜。たまたまテレビをつけていて、19時30分から19時56分まで放送されていたNHK『クローズアップ現代』わが町を身の丈に ~人口減少時代の都市再編~を目にする。まあ、そうだろうな・・・と思いながら、まじまじと見てしまった。



10月22日(火)。
曇り時々小雨。盛岡の日最低気温は10.8℃(07:04)、日最高気温は14.1℃(13:10)。

職場からの帰りに、ふと思い立って、書店に立ち寄る。
お目当てのアイテムは見つからなかったものの、目に留まった新書2冊を購入。
A)青澤隆明(2013/10)『現代のピアニスト30 アリアと変奏』ちくま新書

B)塩野七生(2013/10)『日本人へ 危機からの脱出篇』文春新書
現代のピアニスト30 日本人へ

このうち、A)については、後日談ながら読後感も含めて、コメント(擁護)しておきたい。というのも、Amazonのカスタマーレビューなどでは酷評も少なくなかったからである。

『現代のピアニスト30』というタイトルや「音楽ガイドの決定版! 必聴・厳選ディスク100 ガイド付」といった説明などを見ると、これだけは聴かなきゃ・・・という、忙しい人々のあれこれ聴き比べる手間を省いてくれるお気楽極楽な「ベスト30」を意味するものと錯覚してしまう。しかし、それは大いなる誤解であり、幻想とも言える。

本書の著者はクラシック系の音楽評論家で、もちろんCDを聴くのも仕事の一つであろうが、コンサート会場に足を運んでその様子をレビューし、ついでに演奏者にもインタビューを試みる・・・のが、主な仕事であるらしい。したがって、本書の著者の関心は、それぞれの演奏者が一体どういう思いや考えで楽器(ひいてはコンサートや録音)に向かうのか・・・という演奏者の内面に迫り、寄り添おうとすることなのである。

芸術家の内面を文字で記述するのであるから、容易に理解できるものになろうはずがない。分かりにくいという本書への批判は、確かにその通りではあるけれども、それは読者がお手軽なガイドを期待しているからではないか。出版社の広告戦略にも責任の一端はあろうが、芸術とはいかなる活動なのかを再考させてくれる本書は、個人的には実に面白かったと評価しておきたい。



さて、余談であるが、(容量に限りがあって曲の削除と挿入を頻繁に繰り返している)私のiPodに現在収録されているクラシック系ピアニストは、(コンピレーションを除くと)以下の9人。

1)フリードリヒ・グルダ【1930年5月16日 - 2000年1月27日、オーストリア】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第21番・第25番・第27番

グルダ グルダ

2)グレン・グールド【1932年9月25日 - 1982年10月4日、カナダ】
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲

グールド

3)ヴラディーミル・アシュケナージ【1937年7月6日 - 、ソヴィエト連邦→アイスランド】
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」

アシュケナージ

4)マルタ・アルゲリッチ【1941年6月5日 - 、アルゼンチン】
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

アルゲリッチ

5)ジャック・ルヴィエ【1947年1月18日 - 、フランス】
ドビュッシー:ピアノ作品全集

ルヴィエ

6)マレイ・ペライア【1947年4月19日 - 、アメリカ】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

ペライア

7)アルカディ・ヴォロドス【1972年2月24日 - 、ロシア】
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

ヴォロドス

8)ラファウ・ブレハッチ【1985年6月30日 - 、ポーランド】
ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番

ブレハッチ

9)ユジャ・ワン【1987年2月10日 - 、中国】
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲・ピアノ協奏曲第2番

ワン

これらの9人のうち、本書『現代のピアニスト30』の本文で取り上げられていたのは、2)、3)、4)、6)、8)、9)の6人であった。で、上の2)のバッハ「ゴールドベルク変奏曲」1981年録音盤の写真が本書にも掲げられているのであるが・・・それを見た瞬間、心の中で「じぇじぇじぇ!」じゃなくて「あっ!」と叫んでしまった。このグレン・グールドのポーズは、ひょっとしたら、夏目漱石のオマージュではないのか?

グレン・グールド 夏目漱石

どうして今まで気づかなかったのか・・・。





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Last updated  2013.11.17 00:09:23



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