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2010年04月20日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
鬱病・パニック障害を東洋医学で治す! 第21号
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タイトル: 象徴
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 前回は人の心について書いたつもりが、読みかえしてみると何が言いたいのかよ
くわからない文章になっていました。 実際に苦悩の中にいる人に触れるといろい
ろなことを感じて言葉にもできることが多いのですが、いざ文章にしようとすると
混沌とした内容になってしまいます。 読まれて感じられたことや苦言など、どう
ぞ気軽にお寄せください。

 今回は、身体の特徴的な部分について書いてみます。
これまで うつ病 パニック障害 統合失調症 不安神経症 適応障碍・などの病
名の方々の身体を診て気づいたことがあります。 その身体のある部分に感覚の鈍
化と過度な緊張・というよく似た特徴がありました。 鈍化と緊張は一見矛盾して
いるようですが、部位によってどちらか・あるいは両方が同時に起きているところ
もあります。
 身体の感覚の鈍化した状態は投薬の影響もあると思いますが、薬を飲んでいない
人にも起きていますので、この特徴的な感覚の鈍化は、これらの病気の特徴である
といえるかもしれません。
 患者さん自身にしてみると、たとえば足が緊張している状態・という意識があま
り感じられないために、そこをストレッチしようという意識が起きにくいでしょう
し、 限度を超えるような筋トレをしてしまうというようなことが起きます。

 以下に特徴的な部位をあげてみます。
試してみて、もしこのような状態があれば前述の ReleaseWorkなどで緊張を解放
する運動をしてみてください。 そして日常の中で これらの部位について常に気
を配って、一定以上の緊張を持続させないようにすることが大切だと思います。

○ くび
 一般的にも疲労(とくに目の疲れ 精神疲労)が続いたりすると感覚鈍化が起き
やすい場所でもあります。
風船に水を入れたものに触れているような、弾力や温度感がなく、何ともいえない
 ぐにゃぐにゃした虚ろな感じになります。 接触間や圧迫感が乏しく、感覚の鈍
化がかなり強く起きる場所です。
花粉症や鼻にアレルギーのある人・目が疲れやすい人などにも同じような状態が現
れます。

 パソコンに長時間向かうような状態を続けるような姿勢と、精神的な疲労が集中
する場所です。
 精神的ストレスや欲求不満などの虚無感と、この部部の無力感は関係が深いと思
います。

○ 太股
 ここは緊張と過敏・感覚の鈍化が同時に起きていることが多い場所です。
寝た状態でも緊張が強く表れていて堅く盛り上がっていますが本人にはそういった
自覚はほとんどないようです。 軽い圧迫でも痛みが出るほどの過敏な状態も同時
にあるので、他人が触れてみると緊張感が強いのがご本人にもわかります。
 男性の場合には、この状態が強いと性的な機能不全が同時に起きている場合が多
いです。
女性の場合には筋肉の盛り上がりはあまり見られず、くびと同じような虚ろな感じ
になる傾向がありますが、少しの圧迫でも痛みが出るような過敏な状態は同じです。

 太股はもともと鈍感な部分でもあるのですが、仕事や運動をする身体としての象
徴的な部分ではないかと思います。

○ 胸・みぞおち
 ここも緊張と鈍化が同時に起きている場所です。 圧迫したときの感じは、感覚
が鈍化している場合もあるし逆に過敏になっている場合もあります。 男性は鈍化、
女性は過敏・というのがこれまでの印象です。 緊張は全体にあり息をいっぱいに
吸い込んで胸がふくらんだ状態になっているような状態を多くみます。
 この部分の特徴は発熱です。 胸の中央(胸骨)や肋骨の下端あたりに服の上か
らでもわかるほどの発熱がある場合が多く、呼吸がうまくできていないなど持続的
な緊張があるためだと思われます。 緊張は腹筋まで及んでいる場合もあり不安や
恐怖が緊張を高め、それがまた不安や恐怖心を強くする・・というような無限ルー
プに陥りやすい場所です。
 パニック障害では、とくにこのあたりの部位に鈍化と過敏が同時に起きている場
合が多くみられます。 少し触れただけでも びくびくしてしまうような過敏状態
になっている人もいて、治療後にパニック発作が出てしまう・というような方も多
くいます。

 この部分は発熱が特徴です。 手で触れて熱を感じる部分があれば冷湿布などで、
少し興奮を鎮めるようにすると発作を少し減らすことができると思います。 ただ
状態によっては、その冷湿布が不安材料になって発作の原因になる場合もあるので
注意が必要です。


○ 背中
 ここは胸の緊張に関係していて、背骨の特徴的な変形と圧痛がみられます。
左右の肩胛骨の間ぐらいの位置の背骨が部分的に後ろに大きく突き出ていて強い圧
痛がある場合があります。 ここも胸ほどではありませんが発熱がみられます。
 そして首を支えている部分でもあるので、上記の首の状態と関係が深い場所でも
あります。
不安や恐怖から身を守る姿勢をとるための緊張の現れる部分だと思われます。

 これらの変化や状態も、ご本人はあまり自覚がない場合が多いです。
これらは病的な症状ではなく、仕事やスポーツや日常生活で起きる身体の変化だと
思われます。
ただ、これが病的な状態になったり、感覚として病的であると判断されたときに、
不安感や恐怖感などの精神症状が起きるのではないでしょうか。

 よく聞かれる言葉に 「自分がどうなっているのかわからない」 「からっぽな
感じ」 「何かしても持続できない」・・これらは身体感覚をうまく受診できてい
ない/制御できていないところからくる症状のように思われます。
 前述の治った人の話を聞くと、たとえば身体の暖かさを感じられるようになった
り、虚無感や不安がなくなったり、身体と一体になる感じが得られると言います。

 これらを自分でなんとかするのは難しい面もあると思いますが、以下のような姿
勢を、時々確かめてみてください。

 少し足をひらいて立ち、膝を少し曲げて、とくに太股あたりが自由に動かせる姿
勢で立つ。
骨盤の上に上半身を乗せている・ 肩の上に首と頭を乗せているような姿勢をとる
とお腹・胸・背中・首が安定します。
 上にあげた特徴的な部位と状態は、何らかの不安や恐怖から強く身を守る姿勢を
続けている状態です。 不安は外部ではなく内部にあるのですから、 緊張を解放
してあげて身体を安心させてあげることを意図的に行うことで無限るーぷから脱出
するきっかけをつかむことができます。
 首は気の状態の、 太股は身体の状態の象徴であると仮定して日常の中で、この
ポイントに気を集中してみると何かがわかるかもしれません。




こころ と からだ  イエラ治療室
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-9-2
電話番号 :03-3338-6711

◆ 「メリット 患者のための医療情報リテラシー」 にも執筆中
http://melit.jp







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最終更新日  2010年04月20日 11時00分42秒
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