カテゴリ:動物の解放・動物の権利を考える
>幻と言われるシャロレイの子牛肉しかも豪華骨付き
【ヴィール(veal)の過酷で悲惨な生涯】 皆さんが美味しい美味しいと言って食べている牛肉。 あれってどうやって生産されるのか考えたこと、ありますか? 牛肉ができるまでを、簡単に見てみましょう。 まずはヴィール(食用子牛)について書かなくてはならないだろう。 酪農業者にとって雄の子牛は不要である。そこでヴィール産業へ売るのだが、 ここでは子牛たちに過酷な監禁生活が待っているのだ。 子牛は、筋肉を発達させないよう普通に動くことすら許されない。 肉の柔らかさという値打ちを保つためだ。 そのために狭い木枠の中に押し込められ首は鎖でつながれる。 餌は強力な抗生物質入りの代用乳が与えられる。 この代用乳は鉄分抜きである。ピンクがかった白い理想的な肉質にするために、 子牛を貧血状態にしなければならないからだ。 水は与えられない。 のどが乾いた子牛はより多くの代用乳を飲むことになり、成長が早まるからだ。 敷き藁は一切入れられない。 子牛がそれを食べてしまうと肉の淡い色が失われてしまうからだ。 なぜ木枠なのか? 鉄分不足を補おうと、子牛が鉄枠をなめるからだ。 なぜ首を鎖でつなぐのか? 尿にはわずかな鉄分が含まれている。鉄分不足を補おうと、 子牛が自分の尿を舐めるからだ。 だから向きを変えられないように鎖でつなぐ。 このような状態で飼育したら、子牛が病気になるであろうことは 容易に想像できるだろう。出荷するまでの16週間で10%の子牛が死ぬことも 珍しくないそうだ。しかし、ヴィールは珍重されており、 高級レストランが高値で買うので採算はとれるという。 ヴィールは 生後16週間で やっと監禁から開放される。 が、行き先は食肉処理場である。 そして↓こうなる。 仔牛のイタリアワイン煮込み(4名様用) :送料無料【リーガロイヤルホテル】 シャロレイ種仔牛 骨付きロース肉 1,92Kg[冷凍] 豪華絢爛。シャロレイ種ヴィールのロース 【参考文献】 もう肉も卵も牛乳もいらない! ぼくが肉を食べないわけ新版 死体の晩餐 【非参考文献】 おいしいアメリカ見つけた。 収穫月(みのりづき)のタルト改訂版 ビーフプロダクション 牛肉生産の科学 小林カツ代のすぐつくれるおかず 【参考にしたい文献】 私(わたし)の牛がハンバーガーになるまで ヴィール以外の食肉牛に関しても五十歩百歩であることは想像に難くないでしょう? それはまた別の機会に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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