カテゴリ:料理・食べ物
タイトルの言葉は、千葉大教授の本山直樹氏。
食と地域を考えるフォーラム「未来につなぐ農のチカラ」が 昨年11月17日、東京・有楽町のよみうりホールで開かれた。 第1部は「安全で豊かな食を守ること」をテーマに、 農薬の安全性や生産者と消費者の交流などを取り上げた。 (西村さんとは、タレントの西村知美のこと) ということで、その報告記事から抜粋しますね? これは「広告」ではありません。ちゃんとした「記事」です。 (『読売新聞』2007年12月30日) 本山:西村さんは農薬に対してどんなイメージがありますか? 西村:水で洗ってもとれない感じがして、体に蓄積されるような 怖い印象があります。野菜を買うときは、食の安全を 考えて、多少割高でも「無農薬」の表示がある物を買います。 なんだ、それじゃあこれでおしまい。西村さんは無農薬派だからね? と、いくと思ったら、さにあらず。 本山氏は農薬弁護に執拗に迫ります。 本山:最近は食品の安全性に対する目が厳しくなっています。 ただ農薬に関しては神経質になりすぎている気もします。 農薬は、食料の生産性向上に貢献してきました。 今、農薬を全然使わなかったら、どうなるか。 野菜や果物の収穫は減ってしまいます。 西村:農薬を使わないと害虫などが発生するわけですから、 かなり減るのでしょうが、どのくらいなんですか。 本山:小麦やトマト、大根などは、農薬を使った場合よりも 3割ぐらいは収穫が減ってしまう。リンゴやモモは ほとんどゼロになってしまう。 とはいうものの、無農薬栽培に命をかけてきた人も少なくありませんね? 本山氏は、リンゴは農薬なしでは収穫できないと言っていましたが、 弘前市旧岩木地区でリンゴを化学肥料も農薬も使わない自然農法で 育てている人がいるのです。木村秋則さんです。 ここからは『美味しんぼ』から抜粋してお送りします。 雄山:木村さんのリンゴ園には雑草がぼうぼうと生えている。 木は幹が裂けて死んだように見えるがリンゴの実がなっている。 木村:山の木は自分の力で生きています。ではリンゴも自然に 育てて生命力を強めようというのが私の自然農法です。 審査員:何もしないんですか? 木村:リンゴは繊細な植物なので育つ手伝いはします。 例えば、よく悩まされるフラン病を防ぐのに 幹にワサビを塗る。すると病気は付くが広がらない。 木の生命力が山の木に近づいたんだと思います。 (中略) 美千子(木村夫人):自然農法の最初の10年は収穫なしで、 ハコベを食べるようなどん底の生活でした。 8年目に1ヘクタールの畑の中のたった1本の フジの木に花が咲き、ピンポン玉のような 実が成った。それが始まりでした。 審査員:それで軌道に乗ったんですね。 京極:感動的やな。 本当に感動的ですね。 ほかにも稲や野菜ををこのような自然農法で栽培している方が 全国に少なからずいますよね? 本山:基準値なら(人の健康に)影響なし。 要するに現在では農薬を取り締まる法律がかなり厳しくなっていて、 それを生産者が守れば大丈夫、ということが言いたいらしいのです。 本山:化学肥料や農薬を使わない有機農産物は、国内生産量全体の わずか0.16%なんです。ということは、99.8%は 化学肥料と農薬に依存して作っているということなんです。 いったい何が言いたいのでしょうね? とはいえ、実際のところ、 農薬や化学肥料と決別しようとしている人、 すでに決別した人が増えているのではないかと思われます。 ★以下のサイトに木村秋則さんがいますよ? 【自然には私がまだ知らない何かがある】 http://www.sun-act.com/kimura/ 「無肥料栽培のリンゴ」はなぜ可能なのか うわさの木村リンゴ園を考察する http://www.ruralnet.or.jp/gn/200711/kajyu.htm 落合明美「夢のリンゴでお菓子創り」 http://eco.goo.ne.jp/food/slowfood/danwa/danwa34.html 【出典】 美味しんぼ(100) 木村さんの自然農法のノウハウは他の方にも受け継がれているのです! 残念ながら売り切れですけど、ぜひご覧下さい。 ★他にもありますね。 木村さんは本も出していた~! 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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