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金持ち父さんからのメッセージ

金持ち父さんからのメッセージ

つづき

つづき

 2回目のミーティングも同じ場所で行われた。今回は保険の説明が中心だった。誤解がないように付け加えておくと、その保険商品は、死亡保証がついているだけで、中味は保険とは異なると思う。毎月数万円程度を払うが、保険料としてというよりも、ファンドを買い増しするためのもので、積み立て式の投資信託といった方が、正解だろう。死亡した場合の保険金は、「死亡保障に何万ドル」のようなものではなく、「購入したファンドの時価に基づいた金額を、手数料なしでお返しします」というものである。日本で一般に販売されている保険ではない。

 積み立てたお金は、保険会社が契約する運用会社の、様々なファンドから選択するものだった(このような形式をラップ”WRAP”という。株などが含まれる場合もある)。それ以外には選択できない。となると、選択できるファンドが問題になってくる。

 私は、設定されているファンドの情報を、全て見せてくれるようにアドバイザーに依頼した。アドバイザーは「それをすると、なれない人は、どれを選んでいいか迷ってしまう。数が多いからね。迷うだけで、時間が経ってしまい、決められないものなんだ。それをアドバイスするのが私の仕事なんだ。あなたは安心してくれていい」ということを強調した。

 私は「サンプルとして、年率10%のファンドを教えてもらえないか」というと、彼は、あるファンドを示した。過去1年・3年の運用成績も記載されてあった。しかし、その場で見た限り、目標リターンは年10%であったが、実際の運用成績は、大変お粗末なものだった。

 他のファンドをざっと見てみたが、その場では良さそうな運用をしているファンドはみつからなかった。私がじっくり見ようとすると、アドバイザーは、「ファンドを探すのが私の仕事だ。私に任せてくれればよい」といい、じっくり見せては貰えなかった。ちなみに、運用会社はどれも有名なものばかりだった。

 彼が、「他のお客さんとミーティングがあるので時間がない」といってきたので、「ファンドの一覧のリストをもらえないか、迷うかもしれないが、家でみてみたい」と依頼した。その場では、余分なカタログの持ち合わせがないとことだったので、「郵送で送るよ」といって、2回目のミーティングは終わった。次回設定は、ファンドのリストを見てから、私が連絡することにしてもらった。

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