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カテゴリ:雑記
散々マスコミやブログ等で報じられておりますが。
ライブドア社の堀江社長、宮内取締役等計4名が逮捕されました。 強制捜査から一週間、早い逮捕には、東京地検のやる気を感じます。 ライブドア社的には、堀江氏が逮捕されたことよりも、逮捕された事によるイメージの悪化の方が痛いんだろうな、 まず思ったのはそれでした。 今更イメージも何も無かろうに。 しかし、あながち見当はずれでもないかな、とも思いました。 ライブドア社は、堀江氏の「改革者」的イメージと相まって成長してきた会社だから。 ライブドア社という会社は、いかにもイメージによって成り立っていた会社だと思います。 日本の古い慣習に縛られない新しいタイプの会社であり、景気回復の牽引役、新しいビジネスの創造者。 私などは、ライブドア社がどのようにして儲けを出しているのか想像が付かず、 その裏で少しは悪いことをしているのではないか、そんなことを思っておりました。 しかし、儲けを出している会社は大なり小なり少なくともグレーゾーンの事はしているのだろうな、という思いもあり、 既存の価値観に縛られない堀江氏の考え方には基本的に好感を持っていました。 それこそがライブドア社のイメージだったのだと思います。 堀江氏に多少なりとも好感を持っていた人は、同じような感想を持っていらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、そのイメージは張りぼてのように作られたものであることが白日の下にさらされてしまいました。 粉飾決済によって、あたかも利益があるように作られたライブドアという会社。 その会社を成長させたと思われていた堀江氏。 中身がないんですよね。いや、中身があると思っていたら、空っぽだった。皆騙されていたわけで。 このまま行くと、堀江氏は希代の詐欺師として名を残すことができそうですね。 それらイメージを膨らませる役割を担っていたマスコミは少し責任を感じる必要があるかと。 いや、マスコミに対して責任を問うより、自分たちが真実を見極める目を持たなかったことを反省し、 自分たちが努力するように心がける方が大事かも知れません。 ライブドア社は、イメージとM&A無しで、どれくらい収益を上げることができるでしょうか。 それが現在のライブドア社の価値だと思います。 実際、現在のライブドア社にどれくらいの価値があるでしょうか。 現在のライブドア社の時価総額は約3000億円と言われていますが、それほどの価値があるとは私には思いません。 株価はさらに下がるでしょう。 明日には監理ポストに行き、上場廃止されるのも時間の問題かと思います。 ライブドア社は潰れてしまうのか。 それともどこかに吸収されてしまうのでしょうか。 ライブドア社は砂上の楼閣。 栄華を極め、瞬く間に夢と共に消え去ろうとしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月24日 01時18分06秒
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