カテゴリ:思想
物がないとか、足りないとかいう事の因をたずねれば、何かを持っている事、それも余計なものを持ってしまったことに辿り着く。
身に過ぎた家屋敷とか、つまらない見栄のために、意に沿わぬ仕事を長時間し続け、悪くすると心や体を病んでいる。 いったい、自分のための物なのか、物のための自分なのか分からない。 ------- あるマンションでの出来事。ある日、二人の人品怪しからん男が黒塗りのセダンで乗りつけた。玄関から出てきた女性は分厚い封筒を男の一人に手渡したが、男はその女性の頬を手のひらで、「よしよし」とばかりに、なでるでもなしにぽんぽんと触ると、にんまり。 そのまま、二人の男は立ち去って行った。 程なく、そのマンションに一軒の空きができた。 当時、私はマンション向え側のパチンコ店で自転車整理係をしていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月23日 13時11分57秒
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