テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:ヘルプ+パー
今日は、ヘレン・ケラーの家庭教師として知られる、アン・サリバンの誕生日である。私の介護の姿勢は常に彼女を目指している。
彼女のヘレンに対する教育が、まず両親からヘレンを隔離することから出発しているとうことは極めて示唆的である。 それこそ盲目的にと言っても良いくらい、母親や、各家庭の都合のみで介護を引き受けている作業所やヘルパーステーションは、将来、そのこどもが両親のいない世界でどうやって生きていくのかということを忘れている。目の前の営業的継続や、減らされる行政からの支援にのみ目が行ってしまっている。 権限の無い中で、責任の重みをひしひしと感じる私ではあるが、理不尽な依頼は拒否することを決めた。そのためにヘルパーの仕事は減ったが、仕方が無い。 逃げるわけには行かないのである。 孤立無援に見える私の取り組みではあるが、中に理解を示してくれる保護者の方もいる。そういう人たちの笑顔を見ると、またがんばろうと思ってしまう。 けんかする覚悟で、ヘルパーステーション事務所へ行く途中、食堂を通って行かなければならなかったりすると、おやつを食べている子供たちから、手を振って声援されてしまう。 「ますださぁーん」「おー」「わー」なんてね。 とがっていた心が、思わず折れて、事務所では、はいはいと妥協してしまう。甘いねー、俺も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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