テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:ヘルプ+パー
今月担当した子のうち、35%は、O君18歳である。今月から当作業所に来た子である。基本的にはガイド二人体制だが、自分の場合は例によって一人で行く。 他傷があるとのことだったが、私は自傷よりも他傷の子の方が楽である。それで初日のガイドは楽どころが、こりゃオアシスじゃないか、ラッキー、と思ったものだ。なにしろ、ヘルパーから離れることがほとんど無い。おやつの時間もたっぷりある。向こうから手をつないでくる。 自分は手をつなぐ子は、最終的には自分で歩くよう促すのだが、交通事情の悪い所では手をつなぐことは大事なことだ。 ところが、である。この0君、手のつなぎ方がちょっとへん。そうだ・・これは「相手を拘束して歩きたい」ということなのである。 O君は前に居た作業所では、小さい部屋に監禁されていたということである。歩く時もガイドによほど拘束されていたのではあるまいか。そして、されていたことを相手に対してすることにより、相手に勝つ、自分は強いんだと示しているようである。 O君のしたいように歩かせれば、それは簡単なのである。ある場所へ行って、何かして無事に帰ってくることだけを考えれば、これほど楽にガイドできる子はいない。 面白いのは、ガイドの右に立つときと、左に立つときとでは、O君のガイド拘束のやり方が違うということだ。だが、それを知ってそれを利用すれば、ガイドは容易い。 私は、もちろん、それを、しません。
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最終更新日
2008年05月30日 13時06分50秒
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