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ハーブのある庭

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2005/05/30
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今日は、またバザールカフェの活動について詳細を書きます。

前回はバザールカフェがコミュニティ重視の非営利的なカフェで、プライバシーを大切にし、様々な立場の人に情報交換などをする「場の提供」をしている店だと説明しました。


Bazaar Cafeは、1998年に日本キリスト教京都教区のプロジェクトとしてスタートしました。
その目標は、
セクシャリティ・年齢・国籍など、異なった現実に生きている人々が、ありのままの姿で受け入れられ、それぞれの価値観が尊重され、社会の中で共に生きる存在であることを確認し合う場を作ること」です。


社会にはAIDSや薬物依存、人間不信、鬱など身体的な障害や病気、精神的な問題を持つ人や滞日外国人など、様々な事情で通常の就労をするのが困難な人たちがいます。
そして、そういう人たちはどちらかというと偏見の目で見られることが多いのが事実です。

たぶん資本主義社会では、経済的な利益を生まない存在は無能扱いされるんでしょうね‥(これは勝手な憶測です。)

最近、フリーター・ニートの増加が問題視され、完全に悪者扱いされていますよね。
でも、上記に挙げたとおり、何らかの事情というものが存在する場合もあるのです。


頭ごなしにその存在を否定するのではなく、いずれ彼らがきちんと就労できるように
「カフェ」という働く場を提供する
‥それがバザールカフェの特性なのです。

つまり、バザールカフェで働き、多くの人と交流することで自分に自信を付け、
「社会に出る為の準備」をしているのです!


「場の提供」の言葉には、単純な店としてのスペース提供やイベントをするための場の提供だけではなく、こういう就労の場という意味があるのです。

もちろん、大きな問題を持っていない人もカフェで働いています。
彼らにとっては、様々な問題を抱える人たちと関わり、サポートすることで
自らも変わるという場、社会活動に参加する場となっているのです。

そのため、ボランティアスタッフとして働いている人も多数存在します。


なぜ、バザールカフェのメニューがエスニック中心なのか聞かれたことがありますが、積極的に滞日外国人を雇っているからなんですよね。
今まで、タイ・フィリピン・韓国・ドイツ・イタリア・インドネシア・グアテマラ・タンザニアなどの料理がありました。(今はフィリピン・韓国・インドネシア料理が中心です。)
彼らを積極的に雇うことで、国際交流をしその問題について考える場にもなりました。


そして、以前説明したプライバシーを大事にする習慣は、誰が何の問題を抱えているかは秘密にするからです。
もちろん、見た目だけでは誰が何の問題を抱えているかはわからないので‥
だから、親しくなってから自らの問題を「この人になら話せる」という人に、個別に告白するシステムになってます。


また、ただカフェで働くだけではなく、一緒に食事やミーティング、イベントをしたり、人との交流の中で徐々に問題の解決を図っています。

「人が変わるには、他人との交流が絶対に必要。」

これは、人との交流を余り好まなかった自分の意識を変えた言葉です。
この理念の元、自分はどのような理由であれ、社会に適応できない状況に陥っている人たちの社会復帰の手段として、一緒に庭作業をしてハーブを育てています!



ちょっとまじめっぽく説明しましたが、まあ、単純に庭作業やハーブが好きなだけというのもあります‥
あとバザールカフェの性質上、ジャンルを越えた通常では揃わないような人たちが集まるので面白いというのも、自分がカフェで働く大きな理由なんですよね♪


このカフェに来て以来、自分もだいぶ良い影響を受けています。
それこそ、自分の人生の方向が変わってしまったくらいです‥

「Bazaar Cafe = 市場的喫茶」という名称なのは、市場システムと同じ様にお金やモノだけでなく情報や人材、感情、時間の共有、社会活動団体間の交流、互いへの影響など様々なものをやりとりするからかもしれませんね。


ちなみに、このサイトはバザールカフェのオフィシャルサイトではありません。(^_^;)
どこまで話していいか分かりにくいですけど、とりあえずパンフレットに載っているレベルのことをまとめてみました。

ここは、あくまでも庭の状況をメモする目的なので、
こちらで庭のコンセプトを把握してもらえると嬉しいです!

また、現在の庭の状況も定期的に見てくださいね♪


こんなに長々と書いたのは初めてかな?


これを読んで、バザールカフェの活動に賛同してもらえたら幸いです!





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最終更新日  2005/06/21 12:20:52 AM
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