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楽天・日記 by はやし浩司

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2009年09月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


●草食男子

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だれがつけた名前かは知らないが、「草食男子」という
言葉がある。
あちこちで耳にする。
「肉食男子」に対する言葉として、「草食男子」という。

ヤギとかウサギのような草食動物のように、おとなしく、ハキがなく、穏やかで、やさしい。
そういう男性を、「草食男子」という。
「性欲も淡白な傾向が見られる」(Life、10月号)とか。
性欲も淡白?

そのほかの特徴としては、

(1) 恋愛に消極的
(2) 家庭的
(3) 繊細
(4) 優しそう
(5) 協調性が高そう(同書)とある。

 全体的に見れば、マザコンタイプの男性ということになる。
本来なら、父親が、母子関係の中に割って入り、男児の女性化を修正しなければならない。
が、その父親の存在感が薄い。
あるいは父親自身が、マザコン的。
子どもがそうであっても、それに気づかない?
あるいはそのまま受け入れてしまう?

 本来、男性というのは、「肉食的」。
女性とくらべても、肉食的。・・・のはず。

●性欲

たとえば視床下部に性欲を司る部位がある。
「内側視索前野」と呼ばれる部分だが、別名、「第一性欲中枢」とも呼ばれている。
ここから「セックスをしたい」という指令が発せられる。
この内側視索前野は、男性のそれは、女性のそれの2倍ほどの大きさがある。
つまり男性のほうが、その分だけ性欲に対する欲求が、はげしいということになる。

 大きいから、それだけ「はげしい」と短絡的に結びつけることはできないが、長い進化の過程でそうなったと考えるのが、妥当。
もし男性も女性も、同じように攻撃的になってしまったら・・・。
あるいは反対に、男性も女性も、同じように受動的になってしまったら・・・。
その時点で、人類は、滅亡していたことになる。

 つまり本来、育て方で、男児が女性化するということはあっても、性欲まで「受動的」になるということは、ありえない。
(それとも育て方次第で、内側視索前野が萎縮するとでもいうのだろうか?)

 私が書きたいのは、「草食男子」であっても、こと性欲については、ふつうの男子と、とくに大きなちがいはないということ。

●肉食女子

 「草食男子」に呼応して、「肉食女子」という言葉も、流行っている。
男性に対して、攻撃的で積極的な女性をいう。
ネーミングとしては、おもしろいが、やはりこと性欲に関していえば、女性は女性。
ただ、私は食べ物によって、男性も、女性も、性欲に関しては、ある程度の影響を受けるのではないかと考えている。

 たとえばニンニクがある。
私はニンニクを食べると、そのあとなどは、いつも、(いつもより)、強力な性欲を感ずる。
そういうことはある。
が、肉食女子というから、性欲面においても、攻撃的で積極的ということにはならない。

 ただ女性のばあい、セックス中枢が、満腹中枢(食欲中枢のひとつ。食欲中枢には、満腹中枢と摂食中枢がある)に近いため、満腹度によって大きく影響を受けるとされる。

これに対して男性のばあいは、セックス中枢が、摂食中枢、つまり空腹感を覚える中枢に、より近いところにあるため、空腹感によって大きく影響を受けるとされる。

●女性化する男子

 男子の女性化は、すでに20年近くも前から、指摘され、問題になっている。
その中でもとくに注目されているのが、環境ホルモン説。
以前、私が書いた原稿をさがしてみた。
つぎのは、10年ほど前に書いた原稿である。

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【環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)と、男児の女性化】

 小学校の低学年児について言えば、いじめられて泣くのは男の子、いじめるのは女の子という、図式がすっかり定着してしまっている。それについて、以前書いた原稿を、先に転載する。

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●進む男児の女性化(中日新聞に掲載済み)

 この話とて、もう15年近くも前のことだ。花柄模様の下敷きを使っている男子高校生がいたので、「おい、君のパンツも花柄か?」と冗談のつもりで聞いたら、その高校生は、真顔でこう答えた。「そうだ」と。

 その当時、男子高校生でも、朝シャンは当たり前。中には顔面パックをしている高校生もいた。さらにこんな事件があった。市内のレコードショップで、一人の男子高校生が白昼堂々と、いたずらをされたというのだ。その高校生は店内で5、6人の女子高校生に囲まれ、パンツまでぬがされたという。こう書くと、軟弱な男子を想像するかもしれないが、彼は体格も大きく、高校の文化祭では一人で舞台でギター演奏したような男子である。私が、「どうして、声を出さなかったのか」と聞くと、「こわかった……」と、ポツリと答えた。

 それ以後も男子の女性化は明らかに進んでいる。今では小学生でも、いじめられて泣くのはたいてい男児、いじめるのはたいてい女児、という構図が、すっかりできあがっている。先日も一人の母親が私のところへやってきて、こう相談した。「うちの息子(小2)が、学校でいじめにあっています」と。話を聞くと、小1のときに、ウンチを教室でもらしたのだが、そのことをネタに、「ウンチもらしと呼ばれている」と。母親はいじめられていることだけを取りあげて、それを問題にしていた。が、「ウンチもらし」と呼ばれたら、相手の子どもに「うるさい!」と、一言怒鳴ってやれば、ことは解決するはずである。しかもその相手というのは、女児だった。私の時代であれば、相手をポカリと一発、殴っていたかもしれない。

 女子が男性化するのは時代の流れだとしても、男子が女性化するのは、どうか。私はなにも、男女平等論がまちがっていると言っているのではない。男子は男子らしく、女子は女子らしくという、高度なレベルで平等であれば、それはそれでよい。しかし男子はいくらがんばっても、妊娠はできない。そういう違いまで乗り越えて、男女が平等であるべきだというのは、おかしい。いわんや、男子がここまで弱くなってよいものか。

 原因の一つは言うまでもなく、「男」不在の家庭教育にある。幼稚園でも保育園でも、教師は皆、女性。家庭教育は母親が主体。小学校でも女性教師の割合が、60%を超えた(98年、浜松市教育委員会調べ)。現在の男児たちは、「男」を知らないまま、成長し、そしておとなになる。あるいは女性恐怖症になる子どもすら、いる。しかももっと悲劇的なことに、限りなく女性化した男性が、今、新時代の父親になりつつある。「お父さん、もっと強くなって、子どもの教育に参加しなさい」と指導しても、父親自身がそれを理解できなくなってきている。そこでこういう日本が、今後、どうなるか。

 豊かで安定した時代がしばらく続くと、世相からきびしさが消える。たとえばフランスは第一次大戦後、繁栄を極めた。パリは花の都と歌われ、芸術の町として栄え、同時に男性は限りなく女性化した。それはそれでよかったのかもしれないが、結果、ナチスドイツの侵略には、ひとたまりもなかった。果たして日本の未来は?

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最終更新日  2009年09月23日 11時15分38秒



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