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楽天・日記 by はやし浩司

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2012年02月06日
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司     2月 10日号
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休みます。


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【西浦温泉・たつき別館、葵(旅館)へ】(はやし浩司 2012-01-03)



●01月03日、火曜日

 ただ今、車の中。
JR浜松駅から、愛知県蒲郡(がまごおり)まで。
そこから名鉄電車に乗り換え、西浦まで。
JR浜松駅から、1時間ほど。

 今日はその中にある、『葵』という旅館に一泊。
案内書では、『たつき別館・葵』となっている。
1日1組限定という、ペントハウス(特別室)に泊まる。

西浦温泉は、ほぼすべての旅館を回った。
今回は、その中の、『葵』。
とくに理由はないが、「露天風呂付きに部屋」という文句に、
引かれた。

●義兄の訪問

 先ほど、義兄が年始のあいさつに来てくれた。
ちょうど出かけるところで、簡単な会話しかできなかった。
……ゆっくりと話をしたかった。

今度の日曜日に、山荘で食事をいっしょに楽しむことにした。
「一席、もうけますから」と言うと、喜んで、それに応じてくれた。
今朝は、それで失礼した。

 玄関先へ出たときには、朝の運動がちょうど終わったとき。
汗をぬぐいながら、「これから西浦温泉へ行ってきます」と言うと、「いいねエ~」と。

●家を出る

 「家を出る」ということは、とても大切なこと。
「出る」だけでも、刺激になる。
けっして家の中に引っ込んでいてはいけない。
ボケる。
うつ病になる。

「50代では、年50泊、60代では、年60泊……」を目標にする。
あくまでも「目標」だが、60泊というと、週1泊以上ということになる。
が、幸運なことに、私にとっては、それほど無理な回数ではない。
どこかへ講演に行くときは、講演先のどこかに、かならず一泊するようにしている。
それがだいたい、週1回ほどになる。

ともあれ、これはあくまでも努力目標。
しかしそれくらいの目標を立てないと、どうしてもダラけてしまう。
ジジ臭くなってしまう。

●G神社

 JR浜松駅へ向かう途中、G神社の前を通る。
境内に、車が一列になって並んでいるのが見えた。
「車の初詣」!
私たちはそう呼んでいる。
(正確には、「車のお祓い」というのだそうだ。)
一列に並んだ車の前を、神主らしき男性が、何やらお祓いをしながら歩いていた。

 が、こんな調査結果を何かの本で、読んだことがある。

 そうした「車の初詣」をしたからといって、事故率が下がるわけではない。
お祓いをしてもらった車も、そうでない車も、事故になる確率は同じ。
理由がある。

●迷信

 その前に……。
私たちは、こうした迷信とは、まったく無縁の世界に生きている。
若いころから、そうだった。

私は、こうした宗教的行為を、「迷信」と断言する。
が、そう断言するには、勇気が必要。
「迷信」と断言するということは、そういった「力」との決別を意味する。
私たちだけで、生きていかねばならない。
だれも助けてくれない。
万が一のときも、だれにもすがれない。

 が、今はちがう。
64歳にもなって、何かに遠慮してものを書くのも、いやになった。
だから「迷信」と断言する。
はっきり、断言する。

 冷静に考えてみれば、わかるはず。
運転する「人間」に、お祓いをするなら、まだ理解できる。
金属でできた車に、お祓いをして、どうなる?
神社にしても、最初から断ったらよい。
いくら信者が「やってくれ」と願ったとしても、断ったらよい。
「車には、できません」と。

 また「お祓いをしてもらったから、安全」と思ってはいけない。
そう思うことによって、かえって油断が生まれる。
反対に「私たちを守ってくれるものは、何もない」と思うのも、悪くない。
そう思うことによって、運転が慎重になる。
どちらであるにせよ、事故になる確率は同じ。

詳しい調査をしたら、ひょっとしたら、「車の初詣」をした車のほうが、事故率が高いという結果が出るかもしれない。

●生き様

 ならば人生の途中で、そうした迷信を捨てることができるかというと、それはできない。
迷信が、生き様の基盤になってしまう。
そういう人たちは、捨てたとたん、不安になる。
車について言えば、不安で、運転もできなくなる。
だから一度依存したら最後、死ぬまで依存するしかない。
宗教いうのは、そういうもの。

 もしどうしても……、ということであれば、生き様そのものを変えなければならない。
「依存」から「自由」へ。
「自由」というのは、「自らに由(よ)る」という意味である。
それまで「依存」で生きてきた人が、ある日を境に「自由」に生きるなどということはできない。

●功徳(くどく)

 こんな調査結果もある。

 「金持ちになれる」をキャッチフレーズに、戦後、勢力を拡大した宗教団体があった。
「この信仰をすれば、庭の枯れ木に、札束の花が咲く」と。

 が、実際に調査してみると、その宗教団体の信者のほうが、貧しい人が多かったという。
それについては、2つの考え方ができる。
ひとつは、もともと貧しい人たちが多かったということ。
もうひとつは、彼らが言うところの「功徳(くどく)」などというものは、もとからなかったということ。

今では、日本人全体が金権教の信者のようなもの。
欲得のかたまりのようなものだから、功徳(=信仰によって得られる利益)を、金権に換算する人は少なくない。
もとから宗教に対する、心構えがズレている。

金権を求めるために、信仰をしてはいけない。
またそんなことに「力」を貸す神や仏がいるとするなら、それこそ、その神や仏は、エセ。
ニセモノ。
そんな神や仏は、相手にしてはいけない。

 私が釈迦なら、こう言うだろう。

『バラモンよ、拝んで金が儲かると思ってはいけない。
拝んで権力が手に入ると思ってはいけない。
拝むなら自分の心に拝め。
蔵の財より、心の財。
それを求めよ』と。

●JR浜松駅

 正月の3日。
JR浜松駅は、混んでいた。
電車の中も混んでいた。
途中から席に座れたが、豊橋の、2、3駅手前でのこと。
「やはり車で来るべきだった……」と、ふと、心の中でそう思った。

●JR蒲郡(がまごおり)

 蒲郡(がまごおり)に、着いた。
が、ここで問題、発生。
時計を見ると、午後1時30分。
このまま行けば、旅館へは、午後3時前に着いてしまう。
案内書には、「チェックイン可能時間、15:00~」とある。

 「どうしようか?」と聞くと、ワイフは「水族館でも見てこようか」と。
が、外は寒々とした冬の景色。
蒲郡には、その水族館がある。
「西浦の駅で、時間をつぶそう」と私。
「そうね」とワイフ。

●西浦

 西浦へは、午後2時、少し前に着いた。
宿へ電話をすれば、迎えに来てもらえるはず。
「どうしようか?」と、またワイフ。
「早く行って、ロビーで待とう」と、私。

●歩く

 私たちはしばらく歩くことにした。
駅前で子ども連れの男性に道を聞くと、「この先、『力寿司』という寿司屋があるから、そこを右へまっすぐ行けばいいよ」と。

 私たちは教えられたとおりに、歩き始めた。

 ……西浦の町は、いつ来ても、元気がない。
多くの店は、正月なのか、それともふだんからそうなのかは知らないが、みな、シャッターを下ろしていた。
私たちは、寿司屋の前を右に折れると、そのまま西浦温泉のほうに向かって歩き出した。

●八王子神社

 途中、左手に立派な社(やしろ)が見えてきた。
場違いなほど立派な、社だった。
私たちはその神社にひきつけられるように、境内へと入っていった。

「八王子神社」と、大きく石碑に彫り込んであった。
私とワイフは、石段を上り始めた。
何度も「立派な神社だね」と。

●境内

 境内で写真を撮っていると、白い着物を着た男性が、親しげに近づいてきた。
「どちらから?」と。
「浜松です」と答えると、うれしそうに、あれこれと説明してくれた。

 由緒ある神社だった。
境内には、ほかに3、4人の人たちがいた。
掃除をしたり、あと片づけをしたりしていた。

 帰るとき、ワイフがまた同じことを言った。
「こんなところに、こんな立派な神社があるなんて……」と。

●親切な男性

 街道を歩いていると、(幡豆(はず)街道という)、うしろから軽のバンが追いかけてきた。
私たちの横に止まると、中から70歳くらいの男性がこう言った。
「乗せていってあげるよ」と。

 先ほどまで神社にいた男性だった。

「はあ……」と私。
「西浦温泉まで、乗せていってあげるよ」と。

 私とワイフは、そのままバンに乗った。

男「まだ、だいぶあるよ」
私「すみません……。いえね、私、こうして見知らぬ人に車に乗せてもらうのは、この40年で、はじめてではないかと思います」
男「ははは……」と。

 そう、この40年間で、はじめての経験だった。
他人を乗せたことはあるが、見知らぬ人に乗せてもらったことはない。
が、居心地は悪くなかった。
先ほどの神社で、賽銭として、もっていた小銭をすべてはたいた。
そのご利益?





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最終更新日  2012年02月06日 10時15分36秒



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