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高橋信次先生に学ぶ

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2010.03.25
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カテゴリ:正法誌No39
その一瞬、肉体的な死の恐怖心が心をかすめる。

その死の恐怖心を私はもう一つの心でパッと斬り捨てて「自分は神の光に包まれている」と念

ずるのである。


一発だけ砲弾が飛んでくるわけではない。

矢継ぎ早に飛んでくるのであるから、その心は刹那々々の心の働きである。


臍下丹田に呼吸をためて息をつめ「神に護られている」と念ずると当然炸裂するはずの砲弾が

不発になるのである。


その連続である。


前の方に、頭上を飛び越して落ちるのはみな炸裂した。


私はもし、私の祈りの力が足りなくてしんだらそれでいいと思っていた。


そのうちに砲弾が飛んで来なくなった。


都城の第二十三連隊が渡河して中国軍の後ろへ廻ったからである。

砲弾が飛んで来なくなって、いちばん最初に私の所へ来たのは指揮班長の加藤准尉であった。

「隊長殿、ご無事でしたか」と私のいる所へ登ってきた。


このことがこれが一回きりだったら偶然だということで私はこのことをそう深く気にとめるこ

とはなかったと思う。


正法誌N039号
1981年 11月号より抜粋


1993年、屋久島の地で霊的自覚を得てのち、心身の癒しと神理正法流布の講演活動を続ける著者による、目覚めと安らぎを得るための愛の技法およびひかりの世紀を生き抜くためのメッセージ集。









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Last updated  2010.03.25 20:47:42
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