なでようとすると噛む「噛む」という行動は、 深刻な問題に発展する恐れがあります。 だからこそ家族は感情的にならず、 なぜ噛むようになってしまったかをじっくり考えてみましょう。 例えば、家族がしつけに熱心で、 子犬のときからよい犬にしようと頑張ってきました。 ところがよく聞いてみると、 しつけに熱心なあまり、 叱るときに犬をぶっていたのです。 犬に体罰は必要ありません。 犬は損得なしに家族を愛し、信頼します。 そんな大好きな家族からぶたれると、 犬は「ぶつ」行為を行う「手」が大嫌いになってしまうのです。 この例の場合、犬は「触られる」ことではなく、 「手」に対して嫌悪と恐怖を抱いているのです。 いくら「おりこうね」といいながら手を出しても、 犬は「ぶたれるのではないか」と思って、 「噛む」という表現手段に出てしまうのです。 まず、ぶつことを絶対にやめてください。 そして頭をなでることも、 「手」=「大好き」=「手からもらえる」と 徐々に結びついていきます。 そのうち「手」=「好きなもの」となりますから、 優しくなでてあげましょう。
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