師曰く:人の相談話はまず受け入れなさい
師曰く、「人の相談話を聞くときは、否定しないでまず受け入れなさい」---------------------------------------------------------今日の夕飯後のお話でこんなおはなしがありました。相談を受けてアドバイスを求められたときは、それがどのようなものであれ相手が言っていることを「それはちがうんじゃない?」と否定したり、「何でそう思うの?」と問い返すのではなくて、まずはそのまま受け入れて「ああそうだね」「おもしろそうだね」というような形で返すといい、ということでした。否定してしまうと話が続かないし、問い返してしまうと雰囲気が崩れてしまう。ヨクワカラナイ話でもそこは想像で補って「こういうことかな」となるべくよい方向で考えてみる。これはなかなかムズカシイ。僕はもともとものわかりがイマイチよくないので、ドウシテモ良く理解しようとするあまり疑問点を聞いてしまうことが多くあります。それがどうもよくないのですね~技術者としては「ナゼ、ナゼ」はいいことなんですけど、コミュニケーションという点ではよろしくナイ。そんなことを思っていたらそういえばこの前の復習塾でもそんな話がありました。参加者の方で「インプロ(インプロビゼーション(Improvisation=即興)」に熱心に取り組んでいる方がいまして、お話とともに「The "Yes, and..." Game」なるカードゲームをプレゼントしてくれたのデス。インプロでは「Yes, and..」で会話を続けるトレーニングというのがあるのだそうで、このゲームもその一つ。カードをめくるとネガティブな状況が書いてあるのですけどまずそれに対して「それはちょうどイイ」と答えて、その後即興で言葉を返す、というもの。たとえば今1枚めくってみると・・・「突然、休日出勤していた先輩に電話で会社に呼び出される」むむうっ、今日はせっかくの休みなのに~と思ってはいけません。とりあえず「それはちょうどイイ」と口にして「夕飯おごってもらおう!」とか「そういえば相談したいことがあったんだ」とかいうわけです。こんなでいいのかな?ようするにピンチな状況を「受け入れて」「よい方向に考える」ということなのですね。僕なんかはカードを見たところで固まっちゃうんですけど・・・でもこういうトレーニングを積んだ人が増えたらその人自身もポジティブにを進められるし、相手もいい気分で会話ができると思いますね。そうしたらなんだか幸せな世界になるような気がしませんか?2010/3/1 TAKE