第1期 地方で仕事を創る塾 1日目に紹介された詩
どもさとーです。今回は地方で仕事を創る塾の1日目に紹介された詩をご紹介。イントロダクションとして藤村さんが敬愛する詩人の長田弘氏の詩とレイチェルカーソンの文章が紹介されました。そのうち長田弘氏の詩を以下に紹介します。あべこべの国にまつわる詩です。---------------------いまはむかし あるところに あべこべの くにがあったんだはれたひは どしゃぶりで あめのひは からりとはれていたそらには きのねっこ つちのなかには ほしとおくは とってもちかくって ちかくが とってもとおかったうつくしいものが みにくい みにくいものが うつくしいわらうときには おこるんだ おこるときには わらうんだみるときには めをつぶる めをあけても なにもみえないあたまは じめんにくっつけて あしで かんがえなくちゃいけないきのない もりでは はねを なくした てんしをてんしをなくした はねが さがしていたはなが さけんでいた ひとは だまっていたことばに いみがなかった いみには ことばが なかったつよいのは もろい もろいのが つよいただしいは まちがっていて まちがいが ただしかったうそが ほんとうのことで ほんとうのことが うそだったあべこべの くにがあったんだ いまは むかし あるところに----------------2010.3.21 sato