手足の冷え性の原因は多くの場合、生活習慣にあります。特に食生活の乱れが手足の冷え性の主な原因です。
現代の日本人は、パン、白米、パスタ、砂糖、うどんなどの加工精製食品の取り過ぎの傾向にあり、脂肪やタンパク質、糖分などを過剰に摂取している反面、ビタミンやミネラルなどの栄養素は不足する傾向にあります。また無理なダイエットを行っていると、ビタミンとミネラルの摂取量はさらに不足してしまいます。
アメリカでは精製加工食品はエンプティーカロリー、つまり栄養素が何もないカロリーだけの食品と呼ばれています。ホールフード、つまり丸ごとの食べ物と呼ばれる穀類を精製することによって、ビタミンやミネラル、食物繊維などの私たちの体にとって大切なさまざまな栄養素がほとんど取り除かれてしまうことで、栄養が空っぽな食品になってしまいます。
ではなぜビタミンやミネラルが不足すると冷え性になってしまうのでしょうか?
それは、ブドウ糖を体内で熱やエネルギーに変化させるには、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミン類やセレンや鉄、亜鉛、マグネシウムといったミネラル分が必要だからです。
そのため、ビタミンやミネラルの摂取量が不足してしまうと、食べ物から吸収した糖分から熱やエネルギーを生み出すことが出来ずに体温が上がらなくなり、冷え症になってしまうのです。
この様に、無理なダイエットや食生活の乱れによるビタミンとミネラルの不足が、手足の冷え性や低体温、貧血、生理不順などの症状を引き起こす要因になっています。
手足の冷え性の人が訴える症状は、原因が何であれ、手足だけが冷える、酷い時は、手足が痛み、うずいたりするというものです。
手足の冷え性でお悩みの方の典型的な症状を下に挙げていきます。
・すぐに手足の先が冷え、ジーンとしたような不快感がある。動かしてもなかなか温まらない。
・年中いつも足が冷たい
・どこにいても、じっとしていると、つま先が冷えて、感覚が鈍くなる。
・手足の先が冷え、放っておくと、しびれ、さらに痛くなってくる。
・布団に入ると、冷気が足先からしみとおってきて、いつまでたっても温まらず眠れない。布団と足を温めてから寝ても、夜中に足の冷えで何度も目が覚める。
・足が、冬は冷え、夏は、ほてって、なかなか寝つけけない。
・子供のころから冬が近くなると、手足の指が冷えて、痛みが始まり、やがて赤くはれてかゆくなる。しもやけになることもある。
・かかと・足首がいつも冷たく、コタツなどに入ってもなかなか温まらない。
・冷えると指先が真っ白になる。
・夏でも足からひざにかけて冷たく、放っておくとズキズキ痛む。