テーマ:大河ドラマ!(279)
カテゴリ:人物
第8話ですけれども、前回言いました『大義名分合戦』におきまして『お市の方』が柴田勝家に嫁ぎ「信長公・親方様の妹だから攻撃できない」という名文において柴田・信孝側が有利になった感じになりました。が、その戦略だけの結婚ですと夫婦として、親子としての『絆』が存在しないので『江の行方不明事件』をきっかけに、柴田勝家が一族の長として本当の風格をあらわすという美しい場面です。この美しい・睦まじい平和な場面と、いやでも戦乱に巻き込まれなければならない場面と、交互にやってきてまるで『呼吸』のようですね。これも『二元性』のような気がします。
ところで一昨年の大河ドラマ『天地人』では、柴田勝家が武田を攻めているときに同盟族である上杉が雪深すぎて助けに行けない。それで上杉景勝と妻の間に葛藤があったし、武田が滅びた後、越中の魚津城を上杉最後の砦とすべく重臣たちを送り込むのですが形勢が不利で、直江兼続は自ら撤退を告げに行くがみんな残り魚津城陥落。兼続が悲嘆に暮れるというシーンがありました。あーれに感情移入してしまいましたね。とても断腸の思いだったのですが、一方で『本能寺の変』があり上杉は生き残ることができました。そのときにすごく恐ろしい感じがしたのが『柴田勝家』で、信長が生きていたら上杉まで叩けたのかと思うとちょっと寒いです。が、今回のドラマではとてもお茶目で時々リーダーシップを見せるという高感度ですね。一昨年とは見方が違って参りました。 それと『第三の動き』がありましたね。それは信長公の次男・信雄(のぶかつ)殿が徳川家康に接近したということ、これは上で言っております『二元対立』を抜ける動きになるので面白いんですね。『二元』は抜けるとあとで面白いんですよ。 ・魚津城 ・北ノ庄城
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