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一部の方にとっては、去年の夏ごろにどこかで見たことのあるような
ニュアンスのタイトルだろうが、そういうことはあまり気にしてはいけない。 の書き出しで12回に渡ってお送りして参りました “めんそーれの島で”も本日でフィナーレ。 島流しの日々を終え、ようやく郷里への帰還の日を迎えます。 ああ、感極まって涙が出ま・・・(以降の言葉はご想像にお任せします。) これまでのあらすじについては 第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、第10話、第11話をどうぞ! ――――――――――――――――――――――――――――――――― 4日目 4月12日(月)PM ヘビショーの真っ只中に襲い掛かってきた突然の衝撃から逃げるように そそくさと○○○○ワールドを発ったワタクシたち(実話)は 次に訪れた地にて、なんと4日間苦楽を共にしてきた鋼鉄の箱を没収され その場に用意されていた別の細長い鋼鉄に強制的に乗せられてしまった。 このままいよいよこの世の果てへと連れて行かれるのか!? という思いを抱いたかどうかは定かではないが 半刻ほどして、“ナハ”という名の広大な屋敷へと到着。 ここで思いもよらぬ言葉が役人の口から飛び出した。 それは「島流しの刑からの解放」であった。 まさか!? 待ち侘びていたはずのこの知らせ。 しかし、現実世界に戻らねばならないことがなぜか疎ましく思われた。 持っていた行李を剥ぎ取られたワタクシたちは 安息の地を求めて、この地特有のハンバーガー屋A&Wに入る。 ここで腹ごしらえをすると同時に、ルートビアを飲みまくる。 おかわり自由。(※) 嗚呼、なんという素晴らしいもてなしか。 どういうわけか写真を撮らなかったため、この嬉しさと臨場感が伝わらないのが残念だ。 (※)ルートビアが、ね。 そうこうしているうちに時が訪れた。 役人によってあらかじめ手配されていた不死鳥に乗せられ、いざ都へと飛び立つ。 飛び立つと程なくしてなぜかワタクシは意識を失った。 しまった!何者かによる陰謀か!? と思ったら、心地よき眠りについていただけだったようだ。 「蓄積した疲労は人を惑わす」 身をもってそう実感した瞬間だった。 そしてワタクシたち一行は、追憶の地“ハネダ”に再び舞い戻った。 生還。どうでもいいこと、くだらないこと、様々な思いが胸に去来する。 意気揚々と凱旋し、南国気分で降り立ったワタクシの感想。 酷寒。 7℃ってなんじゃい! こっちは半袖1枚で、上着ももう手元にはないんだよ!! おまけに大粒の雨が容赦なく降り注いでいるじゃねーか!!! 4日間に渡った島流し体験はかくして終焉。 しかし、この後にワタクシを待ち受けていたのは、忘却の彼方にあった厳しい現実であった。 その帰途にすら会社に立ち寄って仕事をせねばならぬよもやの状況。 「こんなはずじゃなかった・・・」 悲歎に暮れ、冷たい雨に打たれながら道を行くワタクシであった。 (めんそーれの島で 完) ――――――――――――――――――――――――――――――――― “めんそーれの島で”いかがだったでしょうか? どのくらいの方が読んでいて下さったかわかりませんが 長きにわたりお付き合いいただきましてありがとうございました。 最後の最後に思うこと。 “めんそーれの島で”というタイトルで書き連ねてきたこの島流し記だが、 旅先で「めんそーれ」なんて言われたことは一度も無かった気がする・・・ まぁいいや。完。 なお、旅日記の本家 “ぼんじゅーるの国で” はこちら↓からご覧いただけます。 http://anosansyokudou.dtiblog.com/blog-entry-164.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.07 15:47:37
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