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カテゴリ:初田悦子
12月21日、22日と2日連続で行われた、
東京では初めてとなる初田悦子さんのワンマンライブ。 1日目、すなわち12月21日のライブが終わった後、 終電で都心に戻り、湯島の“安かろう悪かろう”なホテルに宿泊したわけなんだが、 そこへ向かう道中からそのホテルで床に就くまでに突如として生じた感情は、 とても不思議なものだった。 ・・・「感じる心が足りない」と。 「東ヰンド、どうしたアル?」 「その時に感じたすごく直感的なもので、 具体的に何がどう、って語るのがとても難しいんだけど・・・ 今まさに目の前で生み出されている 初田さんの音楽の世界はすごくすごく壮大なものなのに、 それを自分自身がしっかりと堪能しきれていないような気がした、という感じかな。」 関東地方在住の初田悦子ファンとして、 ろくろ首になるほど、待ち望んできたこの日この時この瞬間。 約3年間、初田さんのライブを幾度となく観てきた中で、 ちょっとした“慣れ”が出てきてしまったのだろうか? 慣れというか、少し斜に構えるようになってしまったのかもしれない。 初田悦子ファンになったばかりの頃、 姿を見ただけで感じた「初田悦子が目の前に!!ウヒャア!!」みたいな衝動とか、 「まずは名前と顔を覚えてもらおう!!」みたいなシンプルな情熱が やや失われてしまったかな、と思って。 まぁ、これだけライブに出没していれば、 そうやって自分自身の求めるものが変化していくのは、 ある意味では当たり前のことだからね。 『ぽかぽか春の音楽会』を通して見事に本名まで伝わったし。(笑) 別にそれが100%良くないことだとは思わないんだけどさ。 けど、もっと記念すべきライブに際して、 もっと自然体で臨んで、素直に感じようとしてもいいんじゃないか、と思った。 ろくろ首になっている場合ではなかった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2011/12/22 初田悦子ワンマンライブ@世田谷若林!!featuring 田ノ岡三郎 (accordion) セットリスト Place: Cafe Shandi 1st stage (19:03-19:45) 1. 空に 2. Kissのうた 3. Allelujah 4. 星のピカリ☆ 5. パパにラブレター 6. 天使のめがね 7. 光 2nd stage (19:57-21:02) 1. パダン・パダン 2. 銀色の恋人 3. 忘れてね 4. インテリアくらげ 5. The water is wide (金子麻美さんとデュエット) 6. きみのママより 7. 僕らのラララ アンコール (21:03-21:12;金子麻美さんと) 1. All I Want For Christmas Is You 2. The Christmas song ――――――――――――――――――――――――――――――――――― そんなわけで、心がけとして、 ライブの最中はなるべく初田さんを凝視しようと決めた。 (“睨みつける”というニュアンスではなく“見つめる”という感じですよ。一応。) ステージからやや離れ気味の地味な席に座るのが 東ヰンド流のポジションとして定着しているし、 実は初田さんも、そのようなワタクシの趣向をよく理解して下さっているのであるが、 まずそのあたりを意図して変えてこの東京ワンマンライブ2日目では、 初田さんをよく見えるところに位置しようと。 前日の教訓を生かし、とりあえず職場を脱走。 様々な紆余曲折があったものの、ライブ開始10分前には無事に 今回の東京ワンマンツーデイズの舞台となった 世田谷は若林にあるカフェ・バー、Cafe Shandiに到着。 ↑東急世田谷線若林駅から徒歩5分のロケイション。 素朴さあふれる店内。 MAX二十余名のところ、ワタクシが到着した時点では70%くらいの人の入り。 ↑ワンマンライブ2日目は、ステージ向かって右側の前方の席(写真では右奥)が 立ち見席になっていた。奥がライブステージ。 この日、ワタクシより先にいらっしゃっていた、 初田悦子ファンの大先輩きくりんさんとも久しぶりにご対面。 こうやって初田悦子のライブ会場で顔を合わせるのはなんと 『ぽかぽか春の音楽会』以来だというから驚き! 「ということは『僕らのラララ』を生で聴くのも初めてになりますね?楽しみですね~!」 とか、そんなことをお話させていただいた。 (きくりんさん、お騒がせしてすみませんでした!!) それにしても、 『きみのママより』&シンガー初田悦子に巡り会ったことで 形成されたつながりが、年月を経ても決して途切れることなく この日を迎えられたのはとてつもなく嬉しいことだ。 事前の決心の通り、 ワタクシはなるべく見やすい位置を、と立ち見席の前から3番目あたりに陣取って 心を落ち着かせて待った。 ライブ開始予定時刻の19時になると、初田さんが登場。 魚おおおおおおおっ! 間もなく、『空に』独特の、 大きな何かが押し寄せるような、黒い空気に覆われていくような 印象的なピアノイントロからライブがスタート! ↑アルプスの民族衣装(?)を思わせる衣装の初田さん。 顔の表情による感情表現が豊かで、 歌う喜び、いや悦び(笑)や幸せを噛み締めているように見えて、 1曲目から観ているワタクシもすごく嬉しくなった。 「みなさんこんばんは~!やってきました! 初めての東京ワンマンライブです!!」 そんな短いトークを挟んですぐ『Kissのうた』に突入! 本当に楽しそうに歌うなぁ。 最近、この2曲はあまり間を空けずに続けて歌われることが多くなっている。 ともに『僕らのラララ』CDにトラックされている曲であるが 初田悦子ファンのミナサマはよくご存知のように、 『空に』は初田さんの亡くなったお父さんへの想いを込めた1曲で、 ワタクシ自身は、歌詞の一部に非常に強く共感できる部分があって大好きな1曲だが、 ともすれば、会場の空気にしんみりとしたものが残ってしまう可能性がある。 それを中和するような意味もあるのかもしれないな。 ここで、初田さんからサポートメンバーのみなさんの紹介。 「Onベース、帆保博康!そして鍵盤は鎌田雅人!!」 ↑右奥ベースが帆保さん。中央ピアノは、もはやお馴染み初田さんのプロデューサー 且つ究極のエンターテイナー鎌田さん。 「そして、今日はなんとFeaturingがおります! この日をどれだけ楽しみにしてきたことか! ご紹介しましょう。アコーディオン田ノ岡三郎!!」 ↑初田さんから紹介される初登場の田ノ岡さん。 田ノ岡さんはアコーディオン奏者として 第一線で活躍されていて、プレミアムモルツのCMのBGMでも 演奏を担当されているそうな。 以前に『きみのママより』を居酒屋(有線かな?)で聴いて 「とてもいい曲だな」と思っていたそうである。 ワタクシも雀荘で初めて聴いて、 「これはいい曲だから売れるだろうな」と思ったのが 初田悦子ファンになった大元のきっかけであるから ある意味では共通項があるのかもしれない。(ちょっとこじつけか・・・) 初田悦子ライブとは直接関係ないが、 田ノ岡さんは東京都のヘブンアーティストライセンスを取得されていて、 ワタクシがつい3ヶ月前まで通っていた錦糸町ジャグリング教室の講師であった プロジャグラーしんのすけ氏とも仕事上で密接なコネクションがあったりするという。 ワタクシ自身も、このライブ以前に、 ツヰッタアを通じて“田ノ岡三郎”という名前は見たことがあった。 さて、話をライブに戻そう。 田ノ岡さんも加わって、3曲目は『Allelujah』! アコーディオンによる前奏からの曲の入り。 前回のライブレポートでも書いたように、 ワタクシ自身、2010年2月のライブで聴いて以来、 初田さんの歌う洋楽カバーの中では、『Allelujah』が最も好きな1曲である。 初田さんのまろやかで力強い歌声が、 田ノ岡さんのアコーディオンの音色によって増幅されていく・・・ そのまろやかで力強い雰囲気がそのまま会場全体に広がっていくようで、 生み出されるその空間にいるのがとても心地よかった。 ↑『Allelujah』演奏中の様子。 間奏で披露されたアコーディオンソロもステキな音色で、とても感化された1曲だった。 (中編に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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