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カテゴリ:初田悦子
Cafe Shandi。
ここは、関東で初めて初田悦子ワンマンライブが行われた、 ワタクシにとってもとても思い出深い場所である。 情緒あふれる店内、歌い奏でる姿を間近に見ながら 音楽を楽しめるだけでなく ライブが終わった後、アットホームな雰囲気の中で、 出演者のみなさんと乾杯できるのが楽しくてね。 つい先日、4月の終わりにも、 2度目の初田悦子ワンマン2daysが開催されたばかり。 それはそれは、もう。南米の祈祷師風のロシア人だったなぁ・・・ そんな素敵な記憶の残るCafe Shandiだが、 残念ながら5月31日をもって閉店することになったという。 なんとも寂しい。 素直な気持ちとしてそう感じていた矢先、 何度かこのお店でライブをやってきた ギタリストの尾上サトシさんが 観客限定10名でお別れライブ&パーティを開くことになった という知らせが。 そこに初田さんもゲスト出演するというので、 本当に恐縮ながら、この機会にワタクシも参加させていただくことにした。 6月17日。日曜日。 東急世田谷線若林駅で下車・・・ 歩くこと約5分、Cafe Shandiに到着。 ここに来るのもこれが最後の機会になってしまうんだな・・・ 割とライブ開始ギリギリの時間の到着だったので、 席はすでにほとんど埋まっていたが 運良くステージ近くに構えることができた。 この日のフードは、この種のライブとしては実に珍しい、バイキング形式。 ワタクシは数あるドリンクの中からストロベリーソーダを注文し、 (過去のライブで訪れた時も、毎回必ず頼んでいた) のんびりとした気持ちで開演を待った。 やがて、この日の出演者のみなさんがステージに現れ、 静かにライブが始まる・・・ インストの心地よいサウンド・・・。 所狭しと並べられた楽器から奏でられる、 これぞプロフェッショナル!と思わせるような、 安定感があって心が洗い流される爽やかで優雅な音色。 ライブは終始、落ち着いた風合いで進んだ。 ↑Cafe Shandiお別れライブの出演メンバーのみなさん。 左奥コントラバスは芹澤シゲキさん、 ちょっと顔が隠れてしまっているが、右奥ドラムスは田中徹さん、 左前ギターは円山天使さん、右前が尾上さん ↑尾上さんのギターに向かう姿がカッコイイ トークは全体的にかなり大人向け。 どちらかといえば、親しい人とゆったりとお酒を飲みながら楽しもう。 というコンセプトだったように思う。 実際、ワタクシを除けばほぼ全員がペアで来ていたようだしね。 ちなみに、シンガー初田悦子とプロデューサーの鎌田雅人さんは、 この日の昼間、イベントライブのために仙台を訪れていて その時まさに東京に向かっている途中で、ライブの最中にゲストとして降臨するという。 ↑尾上さんからトークを振られて緊張気味に応える天使さん 歌と共にじっくり聴かせる曲あり、 すーっと心に落ちるようなクリアなインスト曲あり・・・ そんな1st stageは約1時間。 気づけば時間が経っている感じ。心地よい時間とはそういうものなのかな。 暫しの休憩を挟んで、2nd stageに。 最初のボサノヴァの曲が終わったところで 尾上さんがおもむろに携帯電話を取り出す。 「初田悦子ちゃんたちが、そろそろ東京駅に着いてる頃だと思います。 せっかくだから、ここでかけてみましょうか?」 ワヒ! 前代未聞の、ライブステージ中に生電話!(笑) 「もしもし?あとどのくらい・・・? ん、タクシーに乗って、もう環七に入った? おー、それじゃもうすぐだね・・・ ん?今、ライブ中で、ステージからみなさんの前で電話をかけてます。」 会場は爆笑の渦に包まれる。 「え!?あと1分以内に着く? ・・・みなさん、今タクシーでお金を払っているところだそうです!」 ・・・程なくして、初田さんと鎌田さんが登場!! その結果・・・ 近!!!!! フッフッフ・・・もはや何も言いますまい。 ・・・というかもはや何も言えますまい。 この後のライブ鑑賞はこんな風景で。ウヒャア!!だってファンですから~♪ 尾上さんたちによる2nd stageが終わると、 ついに初田さんがゲストとしてステージに立つ! まず1曲目は、ポルトガル語の『Se Voc? Pensa』を勢い全開で熱唱。 ↑声量に加えてアクションの激しさも天下一品 続いて、温かいハートのこもった『きみのママより』を歌う。 ↑仙台でもらったという“負げねどTシャツ”をお召しになっている初田さんと鎌田さん スペースの都合もあり、鎌田さんはピアノではなくメロディカ(ピアニカ)で演奏 メロディカでの演奏が、他の音や間近で聴く『きみのママより』の声と すごく調和が取れていて、切なく感じられるその音色が この時のCafe Shandiの独特の空気にうまく溶け込んでいて、 良かったんだよな~。 『きみのママより』にこんな一面があったとは。 鍵盤は、ピアノやキーボードばかりではないんだね。 表現の新たな価値に気づかされた感じだよ。 このライブ最後の、そしてCafe Shandi最後の1曲として 尾上さんがセレクトされたのは このお店の名前の由来ともなっている、KISSの『Shandi』という曲。 思い出の曲を一緒になって口ずさむ、お店のオーナー藤田さんの目には うっすらと光るものが。 こうして、短い時間ながら、尾上サトシさんをはじめ 出演者のみなさんの人柄が垣間見えるライブが終了。 きっとそれはこの場所で見たからこそ、だったと思います。 ライブ後のバータイムでは、 ワタクシから初田さんに、名物のこちらのもの(※)をお渡しし、 ※Cafe Shandiでの初田悦子ワンマンライブ限定短冊形色紙 初田さんからお店への最後の記念物として一筆入魂していただいた。 初田さんから藤田さんにお渡し&記念写真。 初めてお店に伺ってから約半年。 考えようによっては短い時間でしたが、いくつもの記憶が胸に刻まれています。 ワタクシの顔と名前も覚えてくださって・・・ウウウ(泣) 藤田さんとまたいつかどこかでお会いできることを願っています。 そして東ヰンドの奇妙なブログでも、 Cafe Shandiは永遠に語り継がれていきます。 <初田悦子ライブレポート> 第25弾---歓喜の世田谷若林! http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201112280001 第26弾---煌びやかなりアコーディオン http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201112300002 第29弾---歌い手はまさかのロシア人 http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201205040001 第30弾---2日目もやっぱりロシア人 http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/diary/201205050001 これまでお疲れ様でした。 かけがえのない時間と体感を、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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