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テーマ:●食べた物の画像♪(84914)
カテゴリ:うどん
「東村山で武蔵野うどんと言えば、ココだよ」と誰もが挙げるであろうお店が、鷹の道沿いにある「きくや」。最寄り駅である武蔵大和駅からでも歩いて5分ぐらいかかり、どちらかというと立地的にはあまりいい場所ではないにもかかわらず、連日大盛況。私が行った日も、入り口前に置いてある長イスに座って待っている人が3人もいた。東村山では珍しい“行列のできるお店”だ。
私も並んで、15分ほどしてから元気のいいおばちゃんに「はい、お客さんはこちら」とカウンターに案内された。お客さんのほとんどは肉汁うどんを頼んでいて、あちこちで「ズズッ」とうどんをすする音が聞こえる。 肉汁うどんを頼みたいのは山々なのだが、この日、私がこのお店に来たのは「肉汁うどん以外の汁モノを食べよう」と思ってのことだから、ここは我慢、我慢。壁に張り出されているメニューを見ると、肉うどんやカレーうどんなど、つけうどんではなく汁モノのうどんメニューがある。私は「カレーうどん」(600円)を頼んでみた。 「ちょっと時間かかるけど、いい?」と厨房のおばちゃんが話しかけてきたので、「大丈夫です。待ちます」と答え、おばちゃんの仕事ぶりを間近で見ながら待った。 店内には4人のおばちゃんがいるのだが、これが絶妙なチームワーク。注文や会計など店内作業専門のおばちゃん、洗い物専門のおばちゃん、そして残りの2人が厨房で忙しそうに調理している。手元は忙しそうなのだが、4人の話を聞いていると何だかスゴく楽しそう。 そうこうするうちに「はい、お待たせ」と厨房のおばちゃんが直接「カレーうどん」を目の前に置いてくれた。 いい色だねぇ。まずはレンゲでカレーをひとすくい。ほどよい辛さで旨いじゃないですか。 アップで見るとこんな感じ。たぶんつゆには肉汁うどんで使う肉汁が入っているのだと思う。浮かんでいる肉はその肉汁のモノだろう。豚肉の甘さがまたいいんだよね。 麺はもちろん、武蔵野うどん。少し柔らかいけどモチッとしている。カレーをよく絡めて、そーっとゾゾゾッ。勢いよくズズッとすすると、カレーが服に飛び散っちゃうからね。口を細めてゆっくりとすする。うーん、旨いねぇ。 張り出してあるメニューの中では、目立たない感じで隅にあるから「おまけみたいなメニューなのかな」と思っていたのだが、どうしてどうして、キッチリしているじゃないの。さすが東村山を代表する武蔵野うどんのお店。貫録すら感じるね。 半分食べた時点で額には薄っすらと汗が浮かんだ。スゴく辛いというワケではないのだが、ボディーブローのように効いてくる辛さだ。 麺を食べ終えたあと、私はもったいないからとレンゲで汁を全部すくって食べたが、食べ終えてから「あっ!」と気づいた。うどん玉を別注文して、今度は“カレーつけうどん”として食べればよかった。しまったなぁ。 だけど汁モノも侮れないとわかった以上、時々来て全メニューを制覇してみるかな。 【DATA】 住所:東村山市廻田町2-12-13 電話:042-394-9141 営業時間:午前11時~麺がなくなり次第終了 定休日:年中無休 【このお店に関する過去の記事】 *2004年11月16日「東村山が誇る武蔵野うどん」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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