東村山グルメ日記

　私は寿司屋のランチが好きだ。お得ににぎりが食べられるということもあるが、夜のメニューにはない変わった丼モノを出してくれることがあるからだ。そういう意味で、今回紹介する「富寿司」は非常に気になるお店だった。
　場所は久米川駅北口を左に出て真っ直ぐ進み、久米川通りを渡ってさらに進む。新青梅街道の高架をくぐり、天王橋を渡るとすぐに右折し、空掘川沿いを進むと、50メートルほど先の左側にある。



　小ぢんまりとした寿司屋なのだが、気になっていたのは、このランチメニューだ。



「海鮮丼」の下にある「日替丼」（１０００円）と「バラちらし」（６００円）が気になって仕方なかったのだ。特に気になっていたのは「日替丼」の方。だって「海鮮丼」と同じ１０００円なんですよ。どんなモノが出てくるのか、気になりませんか？
　というワケで、私はお店に入ってみた。店内は外観通り小ぢんまりとしている。私はカウンターに座ると、「日替丼」を注文した。

　しばらくして出て来たのがコレだ。



　ナント、穴子丼ではないか。私は穴子が大好きだから、これはうれしい。穴子丼にシジミがたっぷり入ったお味噌汁、そして香の物。いいじゃないですか。



　見てくださいよ、この穴子の美味しそうなこと！　まるでウナギだね。「お好みでどうぞ」と山椒まで出されたら、気分はもうウナ丼だよ。でも食べると、穴子なんだよね。軽くあぶって温かい穴子は、口に入れると柔らかくホロホロと崩れて溶けていく。甘めのツメと酢飯の味が交互に舌を刺激し、まるでにぎりの穴子を食べているかのよう……そうなんだよね。「穴子丼」って言うから安っぽい響きになっちゃうんだけど、穴子のにぎり10貫（10貫は言いすぎかな。５～６貫ぐらいかなぁ）と思えば、贅沢な食べ物って感じがするよね。
　山椒をかけると、これはこれでまた旨い。食べ応え十分で、しっかりお腹いっぱいになった。この日は穴子丼だったけど、他の日にはどんなモノが出てくるんだろうか？　気になることが１つ解決したと思ったら、また１つ出てきちゃったよ。でも次も驚かせてくれそうで楽しみだ。また行ってみよっと。


【ＤＡＴＡ】
住所：東村山市本町４－13－94
電話：０４２－３９５－２２２６