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テーマ:●食べた物の画像♪(84936)
カテゴリ:韓国料理
ゴールデンウィーク中に引いた風邪がまだ治らない。寝不足のせいか、最近体もダルい。「こういう時は、元気が出るモノを食べるに限る」というワケで、“元気が出る食べ物”を考えてみた。
まず真っ先に思い浮かんだのは、うなぎだ。美味しいうな重を食べれば、一発で元気になれるのだが、仕事帰りの夜遅くまで営業しているうなぎ屋はない。焼き肉というのも手だが、午後10時ごろに焼き肉を食べたら、40代の私は確実にモタれてしまう。 「何かいいモノはないだろうか……」と考えていると、パッと1つの料理が浮かんできた。 そうだ! 参鶏湯(サンゲタン)だ! これなら確実に元気が出るし、しかもヘルシー。よし、参鶏湯を食べよう……ということで私が行ったのは、久米川駅南口にある韓国料理店「韓亭」。 まずはビールでお疲れちゃん。風邪を引いているし、飲む気はサラサラなかったのだが、参鶏湯は時間がかかるだろうから、“つなぎ”として頼んだのだ。もちろん、ツマミも頼んじゃいましたよ。 「チャンジャ」(500円)です。これって何かというと、タラの内臓の塩辛。辛くてコリッとした食感が、酒のツマミにピッタリなんだけど、最近はただ辛いだけのモノが多い。このお店の「チャンジャ」を食べるのは初めてなのだが、これは旨かった。今まで食べたチャンジャの中で確実に上位に入る味だ。辛いけど、ごま油が効いていてちゃんと旨味もある。これはツマミとしても最高だけど、ご飯のおかずにもなるね。 ゆっくり本を読みながらビールを飲んで待っていると、やって来ました。本日のメインである「参鶏湯」(1800円)が。 キレイに盛り付けられているねぇ。だけど、料理を置いて何も説明せずに店員さんが去って行くのは相変わらず。少しは食べ方を説明して欲しいなぁ。 私はスプーンで丸のまま入っている鶏を崩し始めた。鶏の中に入っているナツメや栗、高麗ニンジン、もち米などが出てくるが、そんなことにはお構いなしに、ひたすら鶏を崩していく。よく煮込んであるから、大きな骨はスプーンでそぐだけで簡単に肉が離れ、取り除ける。 大体崩し終えると、こんな感じ。透明でサラッとしていたスープは濁って、少しトロみが出てきている。 スプーンですくってみると……。 グハッ! たまらないねぇ。「もう肉のエキスはスープに出てしまって、パサパサなんじゃないの」と思っている人もいるだろうが、そんなことは全くない。詰め物から染み出た旨味をしっかり吸収し、柔らかくて旨い。 スープも余計な調味料は使ってなく、塩だけで味が調えられている感じ。薄味だか、決して物足りなさはない。とはいえ、普通は塩を持ってくるんだけどなぁ……まっ、いいか。この味なら塩はいらないや。 ジャーン! ほらほら、高麗ニンジン様のお出ましだ。高麗ニンジンって、「体にいいのはわかっているけど、あの匂いと味が苦手」という人は多いと思う。でもこの高麗ニンジンはきっと大丈夫だと思う。まるでイモのようにホックリして、変な匂いも全くないから。それでも気になるなら、スプーンで細かく崩して、鶏肉やスープと一緒に食べるといいだろう。 食べていると店員さんが「塩を持ってくるのを忘れました。これ、サービスです。一緒に食べると美味しいですよ。消化にもいいですし」とカクテキを持ってきてくれた。私は別に塩を必要と思わなかったから、これは思わぬサービスだ。しかもこのカクテキ、なかなか旨い。 黙々とひたすら食べ続け、スープも残らず飲み干して完食。体がほくほくしてきていい感じだ。 1800円という値段を高いと思うかもしれないが、これを“韓国のうな重”と思えばそんなに高くは感じなくなると思う。実際、調理の手間はうなぎ並みだし、栄養価も高いので、これで2000円以下ならむしろ安いと見るべきかも。 気のせいかもしれないが、食べたら何だか元気が出て来たような気がしてきたよ。あれだけ食べても、全然モタれないのもうれしい。これなら風邪も早く治りそうだ。 【DATA】 住所:東村山市栄町2-6-4 電話:042-395-2221 営業時間:午後5時半~深夜2時 【このお店に関する過去の記事】 *2005年02月26日「ほくほく温まる韓国料理」 *2005年05月20日「東村山冷麺選手権エントリーNO.3」 *2005年10月20日「総括!東村山冷麺選手権」 *2005年12月30日「温まりたいならやっぱり韓国料理」 *2006年03月03日「辛旨でホカホカするユッケジャンクッパ」 *2006年03月31日「一期一会かもしれない激旨のチヂミ」 *2006年05月10日「韓国料理を満喫!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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