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東村山グルメ日記

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2006年09月06日
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カテゴリ:グルメ外
 以前に私は「東村山市は約750億円の借金を抱えている」と書いた。これは2005(平成17)年3月31日現在のモノで、もう少し正確に書くと約749億9400万円になる。この内訳は、一般会計(国民健康保険、介護保険、老人保健、上水道、下水道の5つの特別会計以外のすべてを含みます)382億2600万円、下水道306億1900万円、土地開発公社61億4900万円というモノ。東村山市の人口を14万7000人とすると市民1人あたり51万円以上の借金を抱えていることになる。

 約750億円という数字がすごい額だということはわかる。しかし、自治体は入ってくる額も大きい。東村山市で言えば、2004(平成16)年度の歳入は約415億円もある。だから借金額の「約750億円」がどの程度、危険な数字なのか、私には今ひとつわからなかった。
 しかし、この数字、どうやらかなり危険な数字であることが、佐藤まさたか市議のブログ「なんとかしようよ!東村山」で明らかになった。まあ、まずはこの記事を読んでみてください。

 記事は市長と助役が市役所内の課長以上クラスに出した通達の内容を紹介したモノだが、どちらも現在の東村山市の財政状況について危機感を露にしている。
 記事を読んだ人には重複することになるが、市長の通達の一部をココに再録すると、

『これまでにない財政危機に置かれている認識をもち、新たな視点での行政の役割や範囲、水準の見直し、既存事業の縮小・廃止、民間活力の導入、市民との協働などに取り組む必要がある。
 19年度予算編成では、さらに英知を結集し、財政危機を乗り越えていかなければならない。』

『平成19年度の予算編成においては、枯渇寸前の基金の取り崩しに依存することはもはや不可能であり、事業財源の確保と事業選択に徹しなければならない。
 したがって、昨年以上に事務事業の見直しを行うとともに、手法の検証、業務の改廃・縮小を徹底的に行う。さらに、緊急財政対策実施期間である20年度までは、新規事業あるいは、全額補助事業であっても、慣例的な判断をせず、今後の経常経費の見通しなどの必要な検討を行い慎重に判断を行うものとする。』


 危機感を持って予算編成をして欲しいという要望や檄(げき)としては、かなり切実な訴えであり、実際に東村山市の財政が相当に危機的状況にあることがわかる。だからこそ「既存事業の縮小・廃止、民間活力の導入、市民との協働などに取り組む必要がある」「新規事業あるいは、全額補助事業であっても、慣例的な判断をせず、今後の経常経費の見通しなどの必要な検討を行い慎重に判断を行う」という言葉が出てきたのだろう。

 だとすれば簡単ではないか。税金を約92億円、市税に限って言えば46億6450万円もかかる東村山ヒルズを今すぐ見直すべきだろう。市長自身が言っているではないか、「全額補助事業であっても、慣例的な判断をせず」と。
 東村山ヒルズについては国や東京都から計45億150万円の補助金が出る。だから市は、「46億6450万円の出費であんな立派な100メートルビルが建つならお得なのではないか」と考えて、計画を進めたのだと思う。しかし、財政状況を考えれば、「46億6450万円」というのはかなりの出費だ。当然、見直しの対象とすべきだろう。

 東村山市役所のナンバー2である助役は通達の中で、こう述べている。

『ここ数年は、市の内部努力による歳出削減、市債の活用や財政調整基金などの各種基金の取り崩しなどで財政運営を行ってきたが、累積する市債残高や基金の枯渇状況を鑑みるに、もはや従来のままでは行政運営を継続するのは困難な状況といわざるを得ない。』

 夕張市が財政破綻したことは記憶に新しい。助役の最後の言葉は「東村山市もそうなるかもしれない」と言っているようなモノだ。
 この文章を読んだ時、私はかなりのショックを受けました。35年ローンのマンションを買い、2人目の子供ができて、「東村山でこれからの人生を過ごそう」と決めたばかりですからね。それなのに、住む街が財政破綻しそうだって言うんですよ。
 もし財政破綻した時、責任を取るのは実は市長や助役、収入役、そして東村山ヒルズ建設に賛成した市議たちではない。東村山市に住んでいる私たちなんです。

 夕張市の再建計画策定に向けた基本方針が先日発表されたが、それによると「歳入の確保のため市税と使用料、手数料などで市民に負担増を求める」という。そして夕張市の後藤健二市長はこう語ったという。

「市が自らスリム化を進める姿勢を示し、行政サービスの低下や住民の負担増についての理解と協力を得て再建を成し遂げたい」

 市民の声を聞かずに突っ走った結果、「市政サービスの低下」と「住民の負担増」を招き、それについて理解しろとムシのいいことを言っている。でも、これは他人事じゃないですよ。東村山市でも十分に起こりえます。
 市がこれ以上、市民の声を無視して突っ走らないように、皆さんぜひ、住民投票実現に向けた署名に協力してください。お願いします。



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 新聞にこの問題が取り上げられました(詳しくはこちらを参照)。「東村山ヒルズって変じゃないの?」という思いは確実に広がっています。「もう決まったことだから」とあきらめている方、頑張ればまだ間に合います。後悔しないためにも今、できることをやってみませんか? 今週末の説明会は次の通りです。

★9月10日午後1時半~ 中央公民館第3集会室

 皆さんの参加、お待ちしています。



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 市民グループ「みんなで決めよう!東村山ヒルズ」(代表世話人・佐伯昭)では、説明会の運営、チラシの配布、街頭宣伝カーのウグイス嬢などを手伝ってくれるボランティアを募集しています。「手伝っていいよ」という方はこちらにメールしてください。

 また活動資金のカンパも募っています。説明会の会場で渡してくださってもいいですし、郵便振替でも受け付けています。よろしくお願いします。

【郵便振替口座】
口座名:西口再開発市民連絡会
口座番号:00140-6-686254


【東村山ヒルズ問題に関連するブログ】
「みんなで決めよう!東村山駅西口再開発」
「はてなのゆりさん」
「なんとかしようよ!東村山」
「テッタの日記」
「日常の非凡☆心理って!日記」
「東村山びっくり広場」
「スナネド地下」


【東村山ヒルズに関する過去の記事】
2006年02月02日「番外:“東村山ヒルズ”の中身が知りたい!」
2006年06月13日「あきらめずに、もっと考えようよ!東村山ヒルズ」
2006年08月04日「立ち止まって考える勇気を!」
2006年08月18日「みんなで決めよう!東村山ヒルズ」
2006年08月20日「住民投票に向け、まず第1歩」
2006年08月29日「署名ボランティアになってください!」
2006年08月30日「ご理解よろしくお願いします」
2006年08月31日「そもそも東村山ヒルズって何?」
2006年09月01日「今週末も説明会を行います」
2006年09月02日「東村山ヒルズって一体いくらかかるの?」
2006年09月04日「間違っていました」
2006年09月05日「インパクトの大きい素朴な疑問」





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最終更新日  2007年10月14日 23時51分10秒
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