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テーマ:●食べた物の画像♪(84865)
カテゴリ:バー・ダイニングバー
普段はどちらかと言うとビール党で、ホッピーがあれば必ずホッピーを飲む私。日本酒を自分から進んで飲むことは、まずない。だが先日、久米川駅南口にあるダイニングバー「炭味坐」の前を通ったら、「おおっ!」と気になる日本酒名が表に張り出されていて、私は思わず懐かしくなり、それが飲みたくなってお店に入ってしまった。
その日本酒とは、コレ。「雅山流 葉月」(700円)。山形の「九郎左衛門」という蔵元でつくられた純米吟醸生だ。 キレイな琉球ガラスでつくられた徳利とお猪口で出すから余計に美味しそう。実際、香りが豊かで、飲むと「これって日本酒?」と思うほどフルーティーで飲みやすい。 私はこの「葉月」を飲むのは初めてだが、「雅山流」は知っているし、他の銘柄をいくつか飲んだことがある。もう3年も前のことになってしまうのだが、このブログを書くキッカケとなった「小料理みき」のマスターが、「マサさん、いい酒屋を見つけたんですよ。ココのご主人は本当に日本酒が好きで頑張っていて、珍しいお酒を置いているんです」と言って、私をその酒屋に連れて行ってくれたことがあった。 その酒屋とは、恋ヶ窪駅近くにある「なべや清水商店」だ。このお店のご主人は見るからに人のよさそうな感じで、マスターと一緒にお店に行くと、お店の外にある日本酒用の氷温保管庫に私たちを案内し、次から次へと試飲させてくれながら、「これはね……」と丁寧に解説してくれた。その時に強烈に印象に残った日本酒が、「雅山流」だったのだ。 飲ませてもらったのは、純米吟醸無ろ過生原酒の「雅山流 彩月」と純米大吟醸袋取りの「雅山流 極月」。お酒の旨さも印象的だったのだが、この時のご主人の解説がすごく記憶に残っているのだ。 確かこの時、ご主人は「極月」を飲ませようとしていたのだが、「小料理みき」のマスターが「彩月」も飲みたいと言ったので、「じゃあ、こっちから飲みましょう」と、まず「彩月」の方を飲ませてくれたのだ。この「彩月」も香りが豊かで旨かったのだが、このあとご主人は「極月」を注ぎながら「香りは間違いなくこっちの方が上です。だから最初に『彩月』を飲んでもらったんです。この『極月』を飲んだあと、『彩月』を香ってみてください」とひと言。 日本酒とは思えない旨さの「極月」のあと、言われた通り「彩月」の香りをかいでみると……エエッ? あれほど豊かに感じた香りが全くしない。どういうこと? ご主人いわく「強い香りのするお酒のあとだと、それより弱い香りは消されてしまう」のだという。これには私もマスターも「へぇ」と唸り、「ここまで気を使って試飲させてくれているんだ」と感激してしまった。マスターが「雅山流 極月」を購入したことは言うまでもない。 話はだいぶ横道に逸れてしまったが、そんな懐かしさもあって、この「雅山流 葉月」、かなり美味しく感じられた。 お通しは温かい煮物。大根がメインで、しかもつゆが澄んでいるからわからなかったけど、中にはモツが入っていて、実はコレ、モツ煮だった。上品な味で旨い。マジでこれだけをお代わりしたいと思ったくらいだ。 さて、旨い日本酒を飲むのだからと、私が選んだ肴は「白子ポン酢」(680円)。 いやあ、これは旨い。今シーズンは白子をあんまり食べてないのだが、今のところ今シーズンで一番の旨さだ。旨い日本酒を飲みながら、旨い白子を食べる……贅沢だねぇ。 もともとこの日はそれほど飲む気はなかったから、サッと飲んで帰ろうと思っていたのだが、「このお店に入って、焼き物を頼まないってのもなぁ」と思い、ついつい追加で頼んでしまった。 まずは「ねぎま」(1本150円)と「レバー」(1本130円)。 そしてこれは「軟骨入りつくねチーズ」(1本150円)。これはちょっと面白い味で旨かった。 いやあ、たまには旨い日本酒で一杯やるのもいいねぇ。簡単に酔えて極楽気分になれるしね。 【DATA】 住所:東村山市栄町2-30-5 電話:042-393-1766 営業時間:午後5時半~深夜1時 定休日:月曜 【このお店に関する過去の記事】 *2004年12月02日「隠れ家にピッタリの店」 *2005年09月09日「1人で静かに飲めるお店」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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