東村山グルメ日記

　にわかに身辺が慌しくなってきた今日このごろ。いろいろと打ち合わせをしなければいけないことがあり、先日も夜の９時半に久米川駅南口の改札で待ち合わせて、どこかで話をしようということになった。で、行ったのが久米川駅南口のダイニングバー「宝飯る」。



　まずは生ビールで乾杯。この日会った相手は、このお店に来るのが初めて。春巻の皮を細切りして揚げたモノが乗っているサラダが、このお店の定番のお通しなのだが、「美味しい、美味しい」と喜んでいる。



　まずは簡単なおつまみとして「黒糖そら豆」を頼み、「このお店が初めてなら…」と私は「炙り〆サバ」を注文した。これはパフォーマンスを含めて、このお店に来たらぜひ頼んで欲しい料理なんだよね。



　まず、出てくるのは〆サバ。「えっ、炙ってないの？」と思う人もいるだろうが、まあまあ、慌てない、慌てない。マスターが手にバーナーを持って現れ……。

　

　その場で炙ってくれるんですよ。シッポから焼き始めるんだけど、皮が焦げて縮むじゃないですか。するとそれまでハッキリ見えなかった、切り込みが浮かび上がってくるんですよね。

　

　次第に香ばしい匂いが漂ってきて、もう見ているだけで「旨そう！」って感じになってくる。



　完全に焼き終えて、「炙り〆サバ」の完成！……なんだけど、どうして肝心の完成写真をピンボケにしちゃうかなぁ。興奮し過ぎて手ぶれしたみたい。すみません。
「辛子醤油でどうぞ」とマスターに言われるまま、辛子醤油で食べると、これが旨いんだ！　皮の香ばしさと酢で締まった身が、なぜか辛子醤油にマッチしてる。辛子醤油を使うと言えば、シュウマイか春巻ぐらいしか思いつかない私が、最初にこれを食べた時は、この食べ方に本当にビックリした。
　案の定、連れてきた相手も「へぇ、辛子醤油なんだ」と驚いている。思った通りのリアクションをしてくれると、このお店に連れてきた私もうれしい。



　続いては「新ジャガと新玉ネギのフライ」（５００円）。一緒にウスターソースを出してくれるんだけど、これがまたベストマッチ。旨いねぇ。

　でもまぁ、飲みに来たワケではないので、ここからいろいろ先々のことについて話し合う。テーブルの上にはいつしかツマミがなくなってしまったが、話に熱が入り、それどころじゃないって感じ。



　と、そこへマスターが、「軽いおつまみを作りました」と「エビせん」を持ってきてくれた。こういう心配りってうれしいなぁ。

　遅れてもう１人が現れたので、「じゃあ、おでんを頼もうか」と注文。



　まず来たのは「牛すじ」（３００円）。柔らかく、味もシッカリ染みていて旨いねぇ。



　続いてドーンと盛り合わせでおでんが登場。真ん中のどデカいのが「大根」（４００円）。その左が「焼ナス」（２００円）、真ん中が「自家製つみれ」（３００円）、右が「自家製さつま揚」（２５０円）。これがねぇ、どれも旨いんだ。

　で、ここでこのお店に来たらぜひ頼んで欲しい料理、第２弾！



「ナポリタン」なんだよね。飲み屋で「ナポリタン」って、ちょっと違和感があるけど、これはぜひ食べてみて。わざわざ、２．２ミリの太い麺を探してつくっているとマスターがこだわっているだけあって、旨い。何より、上に乗っている半熟の目玉焼き。これがタマラーのハートをグッとワシ掴みにするんだよね。



　半熟の黄身にフォークを突き刺して、トロトロと麺の上に流していく……たまんないッス！　そのままでも旨いんだけど、黄身を絡めてから食べると……。

う（◎o◎）ま～～～！！！

　いやいやいや、「炙り〆サバ」と「ナポリタン」、この２品を食べるだけでも十分に来る価値があります。



「じゃあマスター、お勘定をお願いします」と言うと、「それではスープを出しますね」と、マスターは温かいスープを持ってきてくれた。これもこのお店の定番サービス。〆に飲むこのスープが、胃に優しく染みていいんだよね。

　いい話もできたし、いい料理の写真も撮れたし、この日は大収穫だったよ。


【ＤＡＴＡ】
住所：東村山市栄町２－１－11
電話：０４２－３９６－９０９１
営業時間：午後５時半～深夜０時
定休日：日曜



【このお店に関する過去の記事】
＊２００４年11月27日「超オススメのダイニングバー」
＊２００６年08月17日「まだ食べるのか！オヤジーズ　怒涛の３次会編」



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「宝飯る」は残念ながら２００９年９月１２日をもって閉店しました。